退院の日のミラクル あくまでも我が家の!

2011/02/21 Mon

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「秘密のミラクル、いっぱいあるよね~。
ママが僕を、お家の子にしてくれたこともだよ




夕日の残照があたり、エアコンの温風があたるソファの上のベストポジションに、しろちゃんがうたた寝をしている。
丸くなった背中が、ゆっくりと上下する。
なんでもないことなのだけど、この上もない幸せは、なんでもないことの中にある。
しろちゃんがママに教えてくれたことだね。

退院の日のミラクルのことを書き忘れていた。
あくまでも我が家の、私としろパパさんだけがミラクルと感じるミラクルだということをお断りしておく。

しろちゃんが退院してきた昨年の12月8日。
しろちゃんをキャリーから解放し、再会の喜びをワーワーキャーキャーと喜んだあと、しろパパさんはジムへ仕事に戻っていった。
しろパパさんは、ママが得ることのできた感激を、享受することも見ることもできなくて、ザンネーン
前に書いたこだが、しろちゃんは一旦は篭城し、そこからやっとの思いで降りてきて、ママのベッドに、ママの仕組んだ仕掛けを使って、やっとの思いで上がったのだ。
私も、しろちゃん退院とあって、ヒューっと空気の抜けるように気が緩む。
たった1時間の手術、たった3泊の入院なんだけど、そして世の中には、もっともっと重病の猫ちゃんを抱えるママさんパパさんもいるんだけど、この日、私が味わった「するべきことはした感」を、どうかご容赦願いたい。
自宅での看護には、根拠もないのに妙に自信があって、病院で手術&入院=人の手に任すってことが、ママ的には不安だったのだ。
もちろん、先生の技術と知識を尊敬し、治していただいたことをありがたく感謝している。
過激な言い方をすれば、ママの手の届かないところで何か突発的なことが起こって欲しくないということなのだ。
まあ、そういうわけで、お疲れママもベッドでしろちゃんに添い寝=遅いお昼寝をすることにした。


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「ママったら、ピカピカパチパチに夢中でバッグ開けっ放しだから、僕が番をしてるんだよ~ママ



しろちゃんは抱っこが大嫌いな子。
ほんの1分程度は、「仕方が無いな~という顔をしてママの抱きしめたい欲望に答えてくれるが、「もうこれ以上は無理無理と、冷たくも腕の中からすり抜けようとする。
アマアマな甘えん坊で、起きている間中ずっと、ママを追い掛け回しているくせに…。
座っていたり寝ていたりするママにベッタリくっつくのは大好き。
しかしあくまでも側面に自分からしがみつくベッタリなのであって、膝の上に乗ることなど、一回もしたことがない。


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「これがせいいっぱいなの、ママ


身体の上に何か布状のものが掛かるのも大嫌い。
どんなに爆睡していても、薄いマイクロフリースがふわっと掛かっただけで、身を起こして掛け物から脱出し場所を変えてしまう。

上記のような理由でしろちゃんは、お布団の中には、毛頭入らない。
「寝ていると足元から猫ちゃんが~」という話を聞くと、本当にうらやましい。
寝るときには、私の枕の横の自分の毛布の上から、決してはみ出しもしない。
その毛布の上で、360度回転するだけ。
ママの手がそっとしろちゃんの背中に触れていたり、しろちゃんの手が、ママの顔にそっと触れていることは全然O.K.

たった3泊だが、しろちゃん不在の日のあととあって、ママはうれしくて仕方ない。
しちゃんは自分の毛布の上に静かに横たわっている。
「うふふっあははっ」と、横にしろちゃんの居る幸せをかみ締めつつ、ママは羽毛の上掛けをかけた。

「シュルシュルスッポンッ

「ん?んん??なになに?
えええーーーうっそーーー

上掛けをそっと上げて薄暗いその中に目を凝らす。
クリクリとした二つの瞳が、少し濡れてこちらを見上げていた。
小さなドラえもんの手が、私のわき腹にしがみついている。
温かな柔らかいものが、私のみぞおちの辺りにくっついている。


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「イメージとして、こんな風?、ママ」


術後服を着たしろちゃんは、その傷のあるお腹を私にくっつけるようにして、私にしがみついていたのだ。
爪が食い込むくらいに、強くしがみついていた。

どうしていいかわからなくて、ママはそっと上掛けを掛けなおし、上掛けの中から手を伸ばしてその痩せた背中に手を回した。
とてつもなく甘い、ツーンとした感情がこみ上げてくる
しろちゃんを抱いて、自分は今、横になっているのだ。
しろちゃんが、お布団の中に飛び込んできて、なんと私にしがみついている!
ありえなーーーい
「スピースピースピー
寝息まで立てている。
しばらく待ってもずっとそのまま…。


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「そんなこと、あったっけえ?

硬直したままで、ママはちょっともお昼寝できなかったよ。
だって、術後のしろちゃんを、うっかりつぶしてしまいそうだから。
だってだって、しろちゃんがお布団の中に入ってくるなんて、初めてのことだし。
だってだってだって、ありえなーーーーーい

やっぱり手術の後は、痛くて辛いものだったのかな。
一人ぼっちで過ごす日々が寂しかったのかな。
ママもしろパパさんも居ない夜に、捨てられたと思ったのかな。

今でもしろパパさんと思い出してはうれしく会話する。
退院の日のミラクル、我が家だけのミラクル
携帯もカメラもそばにはなかった。
甘くツーンとしたその出来事を、留めているのはママのハートの中にだけ。


読んで、何じゃそりゃと思っちゃった人、負け惜しみではないが、あなたは生き物を愛する資格に欠けている。
人も動物も昆虫も、生き物と暮らすということは、小さな感動や悲しみや喜びの積み重ね。
ドンとすごいことが起きることじゃない。
むしろ、ドンとすごいことなんて、起きて欲しくないと思うのが生き物との暮らし。
私はそう思う。


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退院後の、ちょいとお顔のむくんだ、別猫のようなしろちゃん。


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コメント

Secret

No title

こんばんは。

突然の大きい出来事はだいたいが大変なことで、
それがあって平凡な日常がいかに幸せだったかを
知ることができるのでは…と、私は思いました。

大きい出来事にも幸せはあるかもしれないけど、
積み重ねてきたものの結果の上に起きてるんでしょうね。

今日のお話を読んで、身近にある小さな幸せを再確認できました。

ありがとう。

ローズキャットさん、ありがと♪

仰るとおり、突然の大きい出来事は、良くないほうの大変な出来事が多いですよね。
♪なんでもないようなことが、幸せだったと思う…
トラブリューの「ロード第1章」が、不滅に売れ続けるわけだ (笑)

私は自分も大病をしましたけど、何でもないような平凡な日々の幸せを、涙が出るほど身にしみましたよ。
平凡は日が続かなければ、猫ちゃんを飼うこともできなくなる。
天災のことなど、考えてみて~。

ローズキャットさんご一家とカイ君にも、永遠の(平凡なって言っていいかな?)幸せな続きますようにv-22

No title

最後の写真

顔はムクンでいようともなんと幸せそうな表情なんでしょう!

そしてお布団に入って傷をくっつけてくるなんて・・・

わたし久々に涙・涙・・

本当にkakoboxさんのことを信頼しているんですね。
傷口をくっつけるとは!
弱っているところをくっつけるなんて野生の感覚なら
一番危ないことだもの~

本当に親ですよ!しろちゃんはそう思っているんだわ!

なんて素敵なお話なんでしょう♪

この手のお話は映画になりますね。きっと!

素晴らしいエピソードを記事にしてくれて

感謝です

感動しました

心が洗われました。

しろちゃんとkakoboxさんのお話は

病気のねこちゃんの家族だけでなく

全ての読み手に感動という贈り物を

くれていると思いますよ(^^)b



rag mamaさん、ありがと♪

ずいぶんと忙しかったようで、お疲れ様でした。

この我が家のミラクルに、涙してくれるなんて、私も涙涙。
うまいこと文章にはできないけど、感動ってこういうものなんだって、しろちゃんにまたまた教えられた事件でした。
私、子供が居ないおばさんじゃないi-229
だから余計、小さな子が自分にしがみついて寝るってことに、すごくビックリだったんです。
甘い感覚ですね~あれが本当のママってことなのねi-228

傷、痛かったんでしょう。
ママに引っ付いてれば、何とかなると思ったんでしょう。
私もその信頼に応えられるような、立派なママになりたいものです。

>素晴らしいエピソードを記事にしてくれて
↑ いやいや、我が家の親バカ記事を読んで頂いて、賛同してもらえるのは、コメントをくださる猫友さんだけです。
ありがとう♪
 
病気の猫ちゃんのご家族だけでなく、読んでくれた方に少しでも、命の輝きみたいなことを伝えられたらいいなと思ってます。

rag mamaさんのところは、毎回写真集を見るようi-233
私のところは、写真ダメな分、記事でまかなおうと…(笑)



プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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