腹壁ヘルニア その18 自宅で看護 その1

2011/02/05 Sat

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「ここが、今は撤去されてる僕のお気に入り場所、ふんふん



自宅で看護!
…といっても、たいそうなことをしているわけではない。
自宅で点滴するわけでもないし、薬を飲ませるわけでもない(この段階では…)
もっともっと大変な状況を一緒に頑張っている飼い主さんには申し訳ないくらいだが…。
先生の注意を、野性味たっぷりな白い一人息子にいかに守らせるかの看護=監視なのだ。
運動させちゃいけない、抱っこしちゃいけない、走らせちゃいけない。
ママは本当に、できることなら「おんぶヒモ」でしろちゃんを背負って、1ヶ月過ごしたいと思った。

病院から帰宅早々、抱きしめたい私達の思惑をスルーして、しろちゃんが押入れの下段で固まってしまっている間、私はハード面を準備した。
まずは、高さ1メートル5センチのキッチンカウンターだ。
上れないように工夫するようにと先生に言われた。
ここの隅っこはしろちゃんの大のお気に入り場所。
一番端に固定電話とモデムがあり、その横に設置した籠(本来は郵便物入れのつもりだった)がある。
※モデムから出る熱が、ほんわかと人肌に暖かい。
※リビングの一番隅っこなので、リビング全体が見渡せる。
↑ このような理由から、しろちゃんにはリビング内のベストポジションならしいのだ。
籠には、夏にはバスタオル、冬にはフリース&使い捨てカイロ、あご枕まで用意してある。
このベストポジションに、猫であるしろちゃんは助走も何もなしでその場から、ヒョイと飛び上がり、飛び降りる
猫ってすごいと思う瞬間である。

籠を撤去するのは簡単だが、カウンターを撤去するわけにはいかない。
カーテンなどで締め切ることもできない。
そうだとママはひらめく。
ヒョイと上がれないほど、高く複雑にしてしまえばいいのだ。
カウンターの上にいくつもの段ボール箱を、蓋を開けた状態で乱雑に積み上げればいいのだ。


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苦肉の策のキッチンカウンター。

ぺローンと出ている蓋、乱雑な積み方に視界を遮られて、しろちゃんは飛び上がる勇気を持てないに違いない。
慎重で、石橋を叩いて渡るようなしろちゃんは、先の見えない場所に飛び上がりはしない。
この段ボールのおかげで、キッチンカウンターはまったく使えないことになるが、無くたってママはかまわないのだ。

次はキャットタワーだ。


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↑ 通常の姿のキャットタワー。


1ヶ月間は撤去するようにと先生には言われた。
…が、私は撤去しないとしろパパさんに言い張った。
キャットタワーと折りたたみトンネルは、引越しのお詫びのつもりで、一昨年8月の引越しの折にしろちゃんにプレゼントした。
もう家の中に階段も踊り場も無いし、環境が変わることが猫ちゃんにとってどれほどストレスか、ママはネットから学んだ。
なんと言ったって、前の一戸建ての、木々が鬱蒼としたお庭からしろちゃんはやってきたのだ。
前のお家の周辺300メートル程度が、しろちゃんの生まれ育ったところだと思う。
見知らぬ環境、それも地面からはるか離れた6階に、人間の都合で拉致するように連れてきてしまう傲慢さを、ママは申し訳ないと思う。
引っ越した先を、「ここもまんざらでもないよと、しろちゃんに微笑んでほしくて、キャットタワー及び、折りたたみトンネルを買ったのだ。
キャットタワーだってトンネルだって、慎重で臆病なしろちゃんは、すぐには喜ばなかった。
月日をかけて自分の物であることを理解し、理解してからは、喜んで使ってくれている。

辛い手術と入院から帰宅して、自分のお気に入りが撤去されていたら、しろちゃんはどんな気持ちになることか…。
しろちゃんの心中は推し量るべくもないが、お家に帰る=大好きな人とお気に入りの場所と楽しいオモチャが待っている…もしこう思っていたらと思うと、ママは撤去なんてきない。

苦肉の策で、大きな厚いベッドカバーで覆うことにした。


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苦肉の策を施したキャットタワー。


キャットタワーはそこにある。
全体像も、下からしっかり見ることができる。
だけど、最上段から床までカバーがかかっているので、飛び上がることも飛び降りることもできない。
カバーをものともせず上がるにも、降りるにも、一段一段、足を置く場所を選ばざるを得ない。
ん~Good idea!
一番下の、建物で言えば1階のスペースだけは、そのまま使えるじゃないか。


次に寝室だ。
しろちゃんには猫ベッドは無くて、私のベッドが自分のベッドだ。
4つに畳んだ薄い羽毛布団がしろちゃんのスペースで、夏にはその上にバスタオル、秋からは猫用毛布、真冬には猫用毛布の下に座布団サイズの電気ホットマット完備!
ベッドの床からの高さが高いと言ったら、先生は「できれば上がってほしくないんですよね~」と言った。
おまけに季節は冬で、ベッドの上には嵩高な羽毛の布団が載っている。
しろちゃんは、ベッドの足元から布団の上へと、ヒョイとジャンプして上がる。
寝室から締め出すくらいなら、ママが寝室から出て和室にお布団敷いて寝ますよ、ブーブー


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ベッドの足元に籠を逆さにしておき、一応の通行止めとする。


ママの左側の上掛け一切をいつもあけておき、床に高さの高い枕を2個重ねて置いた。
「枕を足場に上がってね」というつもり。
その手前のベッドの横に、屋根の無い簡易トイレを設置。(しろちゃんの予備トイレとして買ってあったもの)
これでしろちゃんは、ベッドにストレートに上がれない。
トイレをよけて細い通路をたどり、2段の枕の上に上がらざるを得ない。
トイレを兼ねた誘導路、2段枕の脚立だ。


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ママのベッドへの迂回路
トイレの横を通り、枕に上がり、その先のコールマンチェアに上がってから、最終的にベッドへ上がってくれれば言うことなし!
ちなみに、ママの枕としろちゃんの緑色の毛布が見えるが、こうして見ると、ママはほぼベッドの半分に寝てるじゃ
今度はしろちゃんとママの、ダブルベッドを買おうね

ママのベッド横の押入れ(しろちゃんが早急に隠れたところ)の前に、食事&お水を設置。
基本的にはママがベッドで食べさせるが、ママが爆睡時には、「自分でどうぞ」なのだ。

リビングのフローリングのままの床に、緊急措置として毛布を敷いた。
しろちゃんが床に腹打ちしないように、そして少しでもクッション性のあるもので、身体に加わる衝撃を緩和しようという策だ。
この結果、人の行動は不自由になり、見栄えの悪さもあるが、1年じゃあるまいしかまいはしない。
とりあえずはこんな風にママは苦肉の策を練った。
果たしてしろちゃんは、思うように水平移動してくれるのだろうか。(まだまだ続くになっちゃった)
 
「あーワタクシは、息子が病気ゆえ、せめて10日間はお出かけしませんからね~ご来訪もご遠慮くださ~い、皆さん」ママは友人知人に宣言した。
猫バカだねえと思われたっていいよ。
しろちゃんが抱えてきた幸福という宝物は、ママをとてつもなく優しい一人の女性に変身させるのだ。
きっとママは、空飛ぶ鳥にもなれそうな気がする。
海をゆくクジラにもね。
だって、しろちゃんのためだもの


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「あーママ、いろいろとありがとう。
あのねついでに、これ、僕の足が絡まって転ぶよ

「しろちゃんは冬彦さんになっちゃったのか
(わかる人だけわかってね(笑)
君を、非常にワガママにしたのはママのせいだが、しっかり治って欲しかったんだ、ママは


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コメント

Secret

あーもうホントに分かります傷付いて(治療だけど)帰って来たコを抱き締めたい気持ちそして、それが出来ないもどかしさ
うちもちぃがやっと落ち着いて抱き締められるようになりました。お腹の傷はまだ痛々しいけど、取り敢えず抱っこはOKです。
しろちゃんもたくさんママにぎゅーしてもらってね

No title

もしかして、しろと史郎を掛けてますか?
これからkakoboxさんのこと、悦子さんか陽子さんとお呼びした方がいいかしら。i-183
でもね、しろちゃんがマザコンというよりも、kakoboxさんが
子離れ出来ていないような気がします。i-229
うちも似たようなものですが、こればかりはねぇ。
つくねが万が一車の目の前に飛び出したら、迷わず飛び込みますもん。i-86

No title

kakoboxさんの努力すごいです。

ただ上れなくしたりするだけでなく

しろちゃんの気持ちを考え抜いて工夫しているところに
感動しました。

しろちゃんはクジラさんにもなってくれようとする優しい優しいkakoboxさんを
探してきっとお庭に来たんですね~

しろちゃん
こーんな優しいママはなかなかいないよ~

あ!しろちゃんが1番良く知ってるか(^~^)b

だって毎日こんなに、こんなに大切にされてるんだもんね☆

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くるみざわうめさん、ありがと♪

同じ猫好きさんには、気持ちが通じてうれしいわ~i-178
しろちゃんと出会う前の私が見たら、きっと猫バカだと、一笑にふしたことでしょう。
ちぃちゃんを抱き締められるようになって、良かったですね~。
避妊も済んだから、あとは穏やかに猫生を楽しんで欲しいだけですねi-185
お腹の傷は、動物だもの、すぐにわからなくなっちゃう。
心の強さと身体の強さを、猫ちゃんから学ぶことも多いですよね~。
いつもありがとうv-22

つくね♂さん、ありがと♪

うひひひっi-278
さすがに木馬は買ってませんけどね~i-179

そうそう、私が子離れできないんだと思います。
だって、子供を持つのは初めてで最後なんだもの。
一生涯、子離れしませんi-87

>つくねが万が一車の目の前に飛び出したら、迷わず飛び込みますもん。
↑ わかります…。
対象は猫だけど、そうしてこちら側の愛情の源をコンコンと満たしてくれる…そのことが、ひとつの命と暮らす価値でもあると思います。
つくねちゃん、車の前に飛び出しちゃダメよ~v-22

rag mamaさん、ありがと♪

ホントに見てくれたんですねi-179、ありがとう♪
いや~家の公開はお恥ずかしいですが、私は努力したつもり。
今も、キャットタワー以外は、このままですよ。
2月の病院の検査結果が出るまでは、このままの状態で継続です。
人がどう思うかより、しろちゃんがどう感じるか、身体に負担はないのかってことのほうがずっと大事ですもん。
しかし、世の中にはもっともっと大変な看護、介護をなさってる飼い主さんも大勢いるので、本当に立派だと思います。
私の書いてることなんて、ただの親バカですから~(笑)

アンちゃん、メイちゃんのママ&パパさんも、愛情にかけては誰にも負けないじゃない!
あんなにすばらしい見事な写真は、対象への限りない愛情なしには撮れませんよ~i-178
まだ性格の安定しない赤ちゃん猫を育てることで、rag mamaさん達お二人が、かけがえのない経験をし、成長されることでしょう。
若いって、いいねーーーーーi-194
(と、悔し紛れです(笑)i-236
プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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