腹壁ヘルニア その14 退院の日

2011/01/29 Sat

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「どっちかって? そりゃ当然お家だよ~


退院の日が来た♪

12月1日、なんとなく数字づらが良さそうな日の午後に、しろちゃんは退院した。
正しくは、私がさせたって感じかな(笑)

先生は、1週間程度の入院を勧めていた。
傷がどうのって問題では全然なく、しろちゃんのお腹の中の「カーテンレールとカーテンリング問題」で、せっかく苦労してオペした側としては、できることならベッドに固定しておきたいような気持ちだったと思う。
しろパパさんたら、しろちゃんの入院中、
「いっそ抜糸まで入院させておこうよ。
家に帰って問題のところが千切れちゃたりしたら、もう一回手術なんだよ。
しろちゃんがかわいそうなことになるんだよ!」だって……。

「10日間も入院?なんだってえ冗談じゃない


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「赤ちゃん指~なんて、何をしてもママはかわいいって言ってくれるしぃ


母性と父性の違いなのだろう。
母性というものは、傷ついた子を、できることなら自分の懐に掻い込んで、抱いて自分の体温で温めて治してやりたいものではないだろうか。
(子供の居ない私が言うのも、おこがましいが…)
自分の手に負えない部分はいたし方なく専門家に任せるが、一日も早く自分の手元に引き戻して、撫でたりさすったりできっと治せると信じる性なのではないかな。
遠い原始の時代から、生物はそうやって生きてきたのではないのかな。
撫でたりさすったりで悪化させて、結果死なせてしまうことになったとしても、それは母の責任でもありすべては母に帰する権利でもあるような気がする。
当然のことながら、権利とは言っても、昨今の人間、動物の育児放棄、虐待問題とはまったく別次元のことだが…。

何度となく、退院の日のことでモメモメと話した。
「しろちゃんはねえ、あんなに過敏で神経質な子。トラウマを抱えた子。
2年一緒に暮らして、やっとやっと、世界でたった二人だけ信頼できる人間を知ったところ。
お家の中はどこもかしこも安全で、急に入ってくる外敵なんて存在しないって、やっとやっと理解したところ。
信頼を知り安全を理解したからこそ、赤ちゃんがえりしてるのよ。
厳しく辛いお外の生活時代を忘れるとともに、心地良かった赤ちゃん時代まで記憶がさかのぼり、私は人間のママだけど、自分の猫母さんと記憶がつながっちゃったの。
同じものなの!
怖いことがおきたときには、絶対にママが助けてくれるって思ってるの
私は裏切れない
しろちゃんを裏切れないのよーーー
たかが猫の退院の日を決めることだが、愛と信頼をどう考えるかの文化的な出来事でもあるのだ。
つまり、大人二人が喧々諤々、口角泡を飛ばして議論してもいいことなのだ。


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「白目剥いて寝ても、安心だしぃ


「私がね、付き添ってもいいってことなら、10日入院させたっていいわよ~

猫を愛する人は、皆猫バカさんだってことを、猫と暮らす人達が皆、私に教えてくれる。
「恥ずかしいことじゃないですよ」と、私の気持ちを皆理解してくれる。
そこで提案。
人間と猫とが、ギリッギリで横になれるケージを病院が用意したら、評判になるかも…。
「飼い主さん付き添い可能病室有り!」ってね。
病院に居ることのほうが安心と言うなら、そこに私が横になっている限り、しろちゃんは退屈でもつまらなくても、とにかくじっと横に居ることは確かなのだ。
他の入院猫ちゃんの、ご飯やトイレやケージのお掃除のお世話も、ついでにしてあげようじゃないか。


猫バカ的余談になったが、最低限3日と先生が言ったので、その最低限を私が選択したのだ。
「その代わり~」の、様々な付帯条件をもちろんすべて飲むつもりでね。
「こんなことも~」のリスクも負うつもりでね。


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「ママがいるしぃ、しろパパさんがいるしぃ

この首輪、かわいいでしょ?
5種類くらいの車、乗用車、スポーツカー、トラック、冷凍車、バスが並んでます。
交差点をパトロールするのがお仕事のしろちゃんにぴったり byママ


しろちゃんは動物である。
せめて私よりは、ずっと野生を残した動物である。
計り知れない自然治癒力を持っている。
自己回復力も自己再生力も…。
必要不可欠な近代医学の恩恵を受けたあと、その自分の持てる力を十分に引き出してあげられるかどうかは、ひたすら、しろちゃんの精神状態にかかっていると私は思う。
慣れたお家、いつもの居場所、信頼できる人達。
絶対の安心感、大好きな人達のその声、かけがえの無いその手のぬくもり。

1年以上も、厳しく辛い野良時代を過ごしたしろちゃん。
その生活を、ちょっと想像してみて。

……だからこそ、たった一日もそれらが失われることが、しろちゃんには悪影響なのだ。
元野良だったから、どこに居ても平気で寝起きできるんじゃない。
元野良だったからこそ、やっと得ることのできた愛情を、一日たりとも感じられないことがしろちゃんには悪影響なのだ。
…と私は思う。

またまた長い文章になってしまい、指が疲れちゃった。
目指すところの簡潔な文章には程遠い。
そんなわけで、記事上は!、今日のところはしろちゃん、退院できな~い
ごめんね、しろちゃん


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コメント

Secret

こんばんは

今日もまた読者バカの私は「私は裏切れない」
ってとこでKOです・゚・(ノД`;)・゚・異常に共感してしまいましたぁ;

私もいつも猫たちを撫でナデしながら神様に、
「この子にもしも悪いところがあったら私の体に移して下さいっ」て言ってます
そうゆー自分が何とかしてあげたい!絶対守りたいって気持ちってやっぱり女性は強くでやすいんですね。
母性本能~

男性も違う角度できっとあると思うけど・・・

でもこーゆー話を真剣にご夫婦でされているところを
しろちゃんがもし見たらきっと感動するだろうなぁ~

私も感動しました。

しろちゃんなら見なくてもきっと伝わってるナ(^ー^)


あと飼い主が一緒に入院できるシステム、あったらいいですね~それ絶対いいと思います☆

No title

しろぱぱさんのいうことも理解出来ます。
10日我慢できなかったばかりに痛い思いさせたくないって。
Kakoboxさんのおっしゃることも。
たかが猫、されど猫。猫をめぐって喧嘩することよく分かります。^^;
どちらも、しろちゃんの事を思ってのこと。
アプローチが違うだけで結果は同じだと思いたいです。i-228

兎にも角にも、しろちゃんを見ると大切にされているのがよく分かります。
ふわふわで安心しきった寝顔してます。i-278

深いです…

今日のこの記事は考えさせられました。
しろパパさんのおっしゃる事も、ママさんが考えられた事も、どちらもしろちゃんにとって本当だと思いました。
そして、考えれば考えるだけ、しろちゃんをそんな目に遭わせた奴(敢えて奴呼ばわりです)が許せません。
痛い記憶は心にも身体にも残ると思いますが、それを忘れてしまうくらい愛でくるんであげたいです。

rag mamaさん、ありがと♪

長いのに、いつも読んでくれるのね♪
KOしちゃいましたか?しろちゃん、ママもやったあv-411
我が家のお仕事がボクシングジムv-217ですからね~(笑)
…いやしかし、共感って言ってもらえてうれしいです。
動物嫌いな人が見たら、バカかと思われるような記事ですもん。

「この子にもしも悪いところがあったら私の体に移して下さいっ」←いい言葉ですね~母性の愛そのものv-363
「身代わりになりたい」だけではなくて、私も今度からその言葉、頂いちゃいます。
ホント、この感覚は女性ならではですよね~。
猫を!、自分が生んだような気がしてますv-410
男性はもっと大きな視野なのかもね。

しろちゃんのことで言い合うことはしょっちゅう。
いい意味で言えば、しろちゃんの出現前は会話さえ無かったです。

付き添いシステム、いいでしょ~♪
寝袋持参で、食事は外食して…あると評判になると思うんだけど。
人間の小児科病棟は、ママが完全に付き添っていいんだものね。
私達にとっては同じなんだものv-22

つくね♂さん、ありがと♪

しろパパさんが聞いたら、喜んじゃいますよ~つまるところ、私に押し通された形なんですから(笑)
退院後は、しろパパさんのほうがずっと神経質で、あれさせるな!これさせるな!うるさいのなんのv-292
たしかにね、痛い思いだけはさせたくないv-363

つくね♂さんも、つくねちゃんの猫ドックでは、相当心痛でしたものね。
結果が良くて、本当におめでとうございました。
おめでとうなんて変?
変じゃないですよね?

つくねちゃんだって、猫っかわいがりに可愛がって大事にされてるの、私知ってますよ♪

くるみざわうめさん、ありがと♪

仰るとおり、しろちゃんにとっては、本当にどちらも正解なんですよね~。
良いママになるってことは、常に常に難しい選択を迫られること…なのでしょうか。

「しろちゃんをそんな目に遭わせた奴」←でしょう?
私もね、わかるものなら復讐したい気持ち。
猫に限らずですが、猫ちゃんは野良でいるばっかりに、虐待や事故の被害に遭うことが多いですよね。
ホント許せませんよー。

でもしろちゃんは、恨みの感情も持たず、文句を言うすべもなく、腹壁ヘルニアを負ったままで、お外で生きてきたんですから、クククッv-409
愛でくるんで…うめさんの気持ち、ありがたく受け止めました。
ちぃちゃんの様子はどうですか?
プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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