腹壁ヘルニア その7

2011/01/16 Sun

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この笑顔と、


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この寝顔のために決意なのだ!



とうとう、懸案の晩秋が来てしまった。
たくさんのブログを読んだ。
腹膜ヘルニア、腹壁ヘルニアでネット検索をし、獣医師向けのオペレーションマニュアルまで読んだ。
こうやって手術するのね、フンフンと、まるで自分が手術してやるようだ。
できることならしてあげたいけど。
友人達にもしつこいほど相談した。
泣き言も言った。
立派な体格のチワワ飼いの友人は「もうね、やるっきゃないです。大丈夫、医者に任せましょう」
愛犬柴犬の脚の不具合を手術して、結局治らず、1ヶ月間は愛犬に恨まれたという友人は「そんなに心配なら、自然に任せるって手もあるでしょ?
今までこうして元気に過ごしてきたんだから。」

結局のところ、言い方は悪いが、腹壁ヘルニアの部分が損傷して爆発か、腎臓病でジワジワ蝕まれるかというような二択だと、私は思ってしまったのだ。
迷える心は広い視野を持つことができないらしい。
腹壁ヘルニアは見事に修復、腎臓病にもならずに済んだという、明るい結果だってあるじゃないか!
いやむしろ、その結果を招くべく、動物病院の先生は尽力してくれるはずではないか!

11月7日に、再度病院に行く。
決断はしているものの、ダメ押しにもう一回説明を聞くことと、前回、気が動転ですっかり忘れてしまったワクチンの注射のために。

先生
「安定剤を注射して落ち着いてから、全身麻酔をかけます。
ここら辺を剃毛し、切開します。
簡単に言えば、表面の裂けた腹膜から出てしまったものを腹膜、お腹の筋肉の中、元あった場所に引っ込めるということです。
何が出ているか、開けてみないと正確にはわかりませんが、場合によっては、引っ込めるだけではなく、どこかに溶けない糸で縫いとめるということもあります。
そして、お腹の筋肉と腹膜を、溶ける糸で縫合します。
最後に、表面の切開した傷を、後に抜糸する丈夫な太い糸でがっしり縫います。
合計、早くて1時間かな。
とにかく、切開して目で見て判断するので、お腹の中をどう手術するかは、お任せ願います。
しろちゃんの場合、最初の怪我を負ってからかなりの期間が経っているので、出たものがどうなってるかという問題もありますし、裂けた部分が、メスで切ったようにきれいな裂け目ではなく、グチャグチャに切れている可能性が高いです。
そうすると、閉じるにも簡単にはいきません。
手術時間が延びることもあり、麻酔がかかっている時間が延びれば、それだけ腎臓に負担もかかるってことになりますが、できるだけ早く済ませるようにしましょう。
手術の間、入院の期間、腎臓に負担のかからないような点滴をし続けます。」


私達大人2人、しろちゃんの身内は、まるで携帯のメールの顔の表情の絵文字を、次から次へと自分の顔で演じていた。
院長先生は30代前半と若く、一見は冷たそうな外科医風の風貌だ。
繊細な手を見る、メガネの奥の目を見る。
そうそう、外科医はこうじゃなくちゃねと、妙に手術慣れした私は一人鑑定する。
一見は冷たそうな外科医風の風貌だが、前にも書いたように、実に細やかな説明と質疑応答をしてくださる。
納得できるまで、言い方を変えて説明してくださる。

私としろパパさん
「納得しました。先生にお任せします。」

先生
「術後は、傷を乾燥させるため腹帯はしませんし、カラーもしません。
どうしても舐めるようなら、入院中だけカラーを付けます。」


「傷むき出しってことですか?」
先生
「むき出しのほうが、常時観察しやすいでしょ? 菌に感染するなんてことにもしません。」


「しろちゃんは毛づくろい命、毛づくろいだけでなく、足の爪まで引っこ抜こうとするような神経質な猫です。
多分、糸を引っ張ると思いますが、大丈夫ですかあ?」
先生
「様子を見て、入院中だけカラーを付けましょう。
万が一、糸を引っこ抜こうとしても、がっしり縫っておくので、そうそう簡単に抜けませんから大丈夫です。」


「自宅ではどのように看護したらいいでしょう…通院するんですか?」
先生 
「入院期間は1週間か、ん~3泊かな~」


「しろちゃんは超甘えん坊で神経質で臆病で…できれば早く自宅に帰してあげたほうが、持っている自然治癒力も上がると思うのですが。」
先生
「じゃまずは、3泊入院してもらいますね。
その代わり、自宅でしっかり看護してください。
自宅に帰ったら、1週間は極力安静にして、傷や体調に何か変化がないか、看ていてあげてください。
お留守番は控えて欲しいんです。
10日後に抜糸で来るまで、通院はしなくていいですよ。
何か変異が無い限りはね。
まあ、抜糸の頃までは、猫ちゃん自身が、筋肉と皮膚が突っ張って動きが悪いので、寝ていることが多いでしょうね。
1ヶ月もすれば、元通り元気になれますよ。
それまでは、飛び上がり、飛び降り、かっとび走り禁止です。
平面で、そっとそっと過ごさせてあげてください。
ハンター心をくすぐるオモチャも、キャットタワーも片付けてくださいね。
術後の過ごし方は術後に詳しく説明します。」


「あの~~~かなり高さのあるキッチンカウンターの片隅が、この子の定位置なんです。
そこにある籠はもちろん撤去しますが、キッチンカウンターを撤去することはできません。
人の目のない時に、絶対に上がっちゃうと思うわ~。」
先生
「ケージありますか? 1ヶ月、ケージに入ってもらいましょうか。
ケージに入るというのが、本来は一番術後にふさわしい過ごしかたなんですよ。
かわいそうだから、できれば入れたくはないですけどね。」


「あっ、カウンターを何とかします。
ケージはありますが、絶対に入れたくありません。」ドーンと言い切ったよ、ママは。

だって、しろちゃんのママなんだもの。
おんぶヒモで、無理やりママの背中にくくりつけたっていい、ケージになんか入れない。
大人達が眠る時間には、寝室から出られないよう、ドアを閉めてしまおう。
寝室を病室と考えよう。

いったんことが決まると、ママは俄然強くなるのだ!
言うことを聞かない猫ちゃんの、看護の名案も次々浮かぶ。

守るべきものがあると、人は強くなる。
しろちゃんの猫のお母さんがそうしたように、いざとなったらしろちゃんを、口にくわえて運ぶぞ~ママは。


またまた長くなっちゃって退屈でしょうが、まだまだ続くんです。


参加してます。


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コメント

Secret

No title

いいお顔してますね。毎日喧嘩をして傷だらけになっていたとは
思えないほど優しいお顔です。^^
この安心しきった顔を守るためにならなんでも出来ます。^^

信頼出来る先生ですね。うちは怪我の際に、セカンドオピニオンを求めました。
結果として、掛かり付けと診断、治療方針はなんら変わりなかったものの、
丁寧な説明にどれだけ安堵したことか。
車で30分以上掛かるので、ストレスを考えお願いすることは諦めましたが、
近かったら絶対にお願いしたい病院です。
つくねの検査が終わったら、改めて報告がてらもう一度挨拶に伺うつもりです。
不安でいっぱいで藁にもすがる思いで伺った病院。
あの時の先生の恩は絶対に忘れません。
動物医療は一緒に暮らす側が与えられるものを受け入れるだけでは
駄目なことを痛感させられた出来事でした。

大変な思いをしてきたしろちゃんが歩んできた道、
幸せになるまでをもっともっと知りたいです。

No title

kakoboxさん

迷子のしらすのリンクを貼ってくださり
本当にありがとうございます。
こちらにもリンクをさせていただきますね。

しろちゃん無事、手術が終わってよかったですね。
猫って人間が思う以上にすごいですよね。
するるもすい臓の全摘出手術をしたんですよ。
術後1時間でもう立ち上がっていました。
おおーですよね。

これでしろちゃんも長生き間違いないですね。

つくね♂さん、ありがとう♪

ほめられると、エヘヘ~とだらしなくにやけてしまう親バカです。
しろちゃんの左耳には、引き裂かれた裂け目があって、一部くっついてません(笑)

つくね♂さんがセカンドオピニオンを求めた気持ち、すごくわかります。
私もね、納得しながらも雑誌「猫のきもち」の獣医師電話相談に電話しちゃいましたから。
同じ結果であっても、言い方ひとつで受け止め様が違うってこと、ありますよね。
私達も教訓としなければいけないことですね。
動物医療は、対象が言葉が通じないのですから、飼い主はモンスターペアレントにならなければいけません。
そう思いませんか?
つくね♀ちゃん、愛されてますね~。
つくね♂さんの文章でよーくわかります。

しろちゃんのこと、いつも気にしていただいて、ありがとうございます。
ダラダラしまりなく書いてますが、読んでいただけてうれしいです。

するるさん、光栄です!

許可が出る前に、リンクバナー、張ってしまいました。
するるさんのブログ、ずっと前から見ていたんですよ~。
ちょびっとだけでも協力することができて、これまたブログを開設した甲斐がありました。
また、しろちゃんのこと、記事にもしてくださり、なんと光栄なことか☆
新参者の私のほうが先に書くべきなのに、本当に恐縮です。
「しらすちゃんのブログにしろちゃんが出た~v-237」と、大声でしろパパさんを呼び、一緒に感激です。
「しらすちゃん戻れ!お百度参り」ずっとさせていただきます。
「あきらめない限り、それはそこにある!」
↑我が家はボクシングジムなので、選手に言い聞かせている言葉です。

猫のするるちゃんは、大手術したんですね。
ホントに、猫自身の持つ生命力と自然治癒力には頭が下がる思いです。
猫の持つミラクルなパワーで、しろちゃんにも、しらすちゃんに呼びかけるよう、言っておきますね。
「白猫アンテナv-80」みたいなものがあるかもしれませんから。
しらすちゃんが一日も早く元気で戻りますように、私も毎日、太陽に月に星に風にお祈りします。
するるさん、ありがとうございました♪
プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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