腹壁ヘルニア その5

2011/01/11 Tue




またまた記事とは関係ないが、古い写真を…。


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一週間後に検査結果を聞きにしろちゃんを連れて病院に行く。
自分が病気の時の結果聞きより、ずっと不安が強い。
これが親の気持ち?
人間の子の親になったことのない私は、しろちゃんと暮らすことにより、少しずつ少しずつ、親にならせてもらっている。
人としての成長だと、自分では思っている。

またしても大緊張のしろちゃんを診察台に載せたまま、先生の説明が始まる。
改めて検査した、エイズ、白血病、感染症等々は異常無し。
それもまた、良かったあ~と心からホッとする。

デジタルレントゲンの映像を、何枚か見せていただいた。
右わき腹の真ん中。
レントゲン写真で見ると、そこだけお腹の外枠がすっぽりと無い。
多分腹膜だろうが、途切れて、何も無い。
怖いくらいに、何も無い。

先生
「横から見るとこんなです。
何が突出しているのか、正確なことは開腹しないとわかりませんが、激しく遊んでそこをぶつけたりしら、いきなり内臓直撃ですよ」

脅かすわけじゃないけどといいつつ、先生は言い切る。
今までは、運よく何事もなく過ごしてきたけれど、これから先のことは保障できませんと!

原因はやはり、野良時代の人為的な外傷か事故だろうということ。
先生
「事故だとした場合、自動車に轢かれたのなら、生きてはいないでしょううから、自転車でしょう。
人為的な原因の場合、棒状の物で打たれたとか、蹴飛ばされたんだと思いますよ。
もしくは、自分でどこからか落下して打ちつけたのか…。
後天的要因でしょう。
先天的なものでこの大きさの亀裂だと、ここまで大きくなれませんから。」

私 
「この子は、ほうきやモップなど棒状の物を私が持って近づくと、逃げるという状態がかなり続いてました。
目の前で手を振り上げるってことにも敏感で、野良時代に、きっとどこかで棒で追われるなどして、何かトラウマのようなものを持ってるんだねとは、思ってましたが…」
>先生
「それ、多分本物のトラウマですね。
過去に、悲しい辛い事件があったのでしょう。」


引っ越す前の自宅周辺の様子を思い返すが、もちろん、どんなことがあったのかはわからない。
コロコロの子猫で、兄弟猫と一緒のしろちゃんを一回だけ見てから、次に姿を現すまでに、数ヶ月空白があったことが思い返される。
大怪我を負い、動けず、痛みに苦しむ時期があったのだろうか。
どこかの軒下や物置の隅で、じっと耐える時期があったのだろうか。
ご飯は、兄弟猫が世話してくれたのだろうか。
そんなことが猫にあるのだろうか。
想像するだけで、悲しい。

先生
「絶対に手術をしなければいけない!ってわけではありません。
現に今まで元気で過ごしてきたように、このままでも、これからも元気で寿命を全うできることもありますから、手術をしないという選択肢もあります。
元気な愛猫に、あえて傷をつけたくないという気持ちもあるでしょう。
ただ、激しい運動で損傷を負うとか、年月の経過で亀裂が広がるとかいった場合、内臓が突出するでしょう。
肝臓や脾臓、大事な心臓が突出する場合もあります。
ジワジワと進めば、内臓が壊死することもあるし、急激に内臓がに突出すれば、緊急手術ということになり、手術のリスクは増すことになります。
今ならば、年齢が若いから回復が早いということと、他の持病がないこと、万全の準備で手術ができることで、手術に因るリスクは少なくて済みます。
後は、飼い主さんの選択です。
   
あっ、それと、手術をするとしたら、晩秋の頃、もしくは早春の頃が一番ベストです。
暑くないので化膿しにくく季節的に傷が乾燥しやすいこと、寒過ぎても血流が悪くなるので真冬は避けたいです。   
どうしてもというなら、いつでもやりますが…。
自宅に帰ってゆっくり考えてください。
猫ちゃんの我慢もそろそろ限界のようですよ~」


診察台の上のしろちゃんは、気づけばしろパパさんの膝の上に居た。
しろパパ
「すごいんだよ肉球からの汗が…。ジーンズも濡れてるでしょ?」

こんなことは今まで一回も無いので、驚いた。
しろちゃんは抱っこが大嫌いで、膝に乗るなんてことも無いのだ。
せいぜいが、隣にくっついて座ることで精一杯。
超甘えん坊なのだが、甘え方におかしな照れがある。
人に自ら身を預けることに、まだ少しハードルがあるのだ。
診察台の上よりは、しろパパさんの膝のほうがマシということか(笑)
なぜ、ママの膝ではないのかな。

「バリバリ先生とお話しているママは、ちょっと怖いママだよ」

そう、この時のママは怖いよ~。
だって、しろちゃんの運命をママが決しなければならないんだから。
一言一句、間違いなく説明を聞こうと、必死なんだから。
たかが猫1匹、されど猫1匹。
ひとつの命を、
私達には知るすべもないが、ある時期まで、しろちゃんの猫のお母さんが過酷な状況の中、愛おしんで育んだであろう小さな命を、ママが引き継いだんだからね。
しろちゃんの猫のお母さんに申し訳が立たないことはできない。
猫のお母さんをママは見たこともないが、ママは尊敬している。
暗い軒下で(おそらくだが)、生まれた子猫を、飲まず食わずで抱いて育てる母性本能に、及ぶべくもないママだが…。

夏の始まりの爽やかな風が、病院を出た私達に吹き渡り、キャリーごとしろパパさんに抱かれたしろちゃんは、大きな声で泣いた。
「お家に帰るにゃ~~~」
ママ「うんうん、お家に帰ろう」

外に居たときのしろちゃんの様子が、走馬灯のように駆け巡る。
あるがままにあることが、幸せとは限らない。
幸せを願いつつ、方向を転じて進むこともまた幸せなのだ。

マンションの6階が、今やしろちゃんの帰りたいお家なんだよね。
ママとしろパパさんが、かけがえの無いたった2人の家族で両親なんだよね。
ママは手術することを決意した。

さらにさらに長くなるけど、読んでいただければ、幸いです。
腹壁ヘルニアに関しての、情報のひとつになれば…。



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Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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