雨の日の退屈な我が家の秘宝猫と世界遺産の猫たち。

2012/03/02 Fri

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「今日は朝から雨こんこんですね。
そしてとっても寒いです。
ホッカイロを入れた籠の中で、僕はヌクヌクとテレビを観ていますが、
お外を濡れて歩く子もいるのです。
そのことを、雨が降ったらちょっと悲しい気持ちで思い出します



ディスカバリージャパンの傘下のアニマルプラネットでは、2月からずっと続けて、「世界遺産の猫たち」を放送している。
「世界中から観光客を集めるツーリスト憧れの世界遺産を、言わば“我が家”、もしくは“庭”として、悠々自適に暮らす“猫たちの日常”にハイビジョンカメラが密着!猫を訪ねて旅した世界遺産の記録が、新しい世界遺産の愉しみ方を教えてくれる…。」という番組説明。
とてもすばらしい番組なので、是非お勧めしたい。
わが国とヨーロッパの、生き物、猫ちゃんに対する文化の違いがよくわかる。
猫ちゃんの歴史自体も、ヨーロッパのほうがずっと深い。
日本には、ほんの数時代前、江戸時代に珍重動物としてやってきたのだ。
歴史そのものが違う。


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「雨こんこんの日には、退屈でしかたがないのです。
鳩さんも来ませんし、遠い空を飛ぶ鳥の群れも見れません。
ひたすらママの、背中を見ているだけなのです



アニマルプラネット「世界遺産の猫達3、スプリト(クロアチア)」には特に感動した。
スプリトは、ユーゴスラビアからの独立を巡る内戦で、一時期は超危険地帯であり、同じクロアチア人同士で闘わざるを得ないという悲劇に、1991年に見舞われている。
壊滅的な景気崩壊を経て、再び観光地として注目を浴びるようになり、静かな繁栄の中に、ひっそりと庶民の生活が営まれている。
その庶民の中に、猫が、普通に溶け込んでいる。
飼われるでもなく、追い払われるでもなく、猫として、猫の尊厳を持ったまま、静かに力強く生きている。


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「戦争のあった国の猫ちゃんは、どんなに怖い思いをしたことでしょう。
僕は、ノンノンと平和なお家の中にいられて、幸せなのです。
うるさいママだなんて、全然思ってませんよ



スプリトに限らず、「世界遺産の猫たち」全般に言えることだが、カメラが追うのは、主に日本で言うところの野良猫だ。
だが、野良猫だか家猫だか区別のつかないところがミソである。
いや、そここそが、私達の感動するところではないのだろうかと思う。
猫に餌を与える猫好きな人がいるのではなくて、どこの町でも町全体で猫を飼っているという感じなのである。
町という大きな家に、猫達がたくさん住まっているような風なのである。
猫と一緒に町に住まうことが、当たり前の町なのである。
日本の各地で定着させようとしている「地域猫」という言葉が、非常に虚しく響く。
この映像シリーズに出てくる人間にしたら、「地域猫って何?」と、首をかしげることだろう。
「猫って、地域に根ざして、私達と共に生きるのが当たり前の動物ではないの?」と…。


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「ママのお話は、眠くなるのです。
おまけに今日は雨で、猫はよけいに眠いのです。
オヤツくらいは、出してくれたっていいのじゃないかと…



通り道に猫がいれば、何かしらの食べ物をポイっとあげるのはごく日常的なこと。
家に猫を飼っている人も、外に居る野良猫に餌を与える。
家猫も完全室内飼いではないようなので、どこが家猫と野良猫の境界線だか、わからない。
野良猫達も自在に、あっちこっちの家やレストランの裏、港などを巡って食べ物をもらい、飢えなどとは無縁なようである。
餌を乞うのではない、人に分けてもらうのである。
乞うわけでなく、自在にあっちこっちと巡るものだから、猫ちゃん自体に自尊心がある。
独立心がある。
気高さがある。

「困った餌やりさん」なんて、どこにもいない。
そして野良猫に餌をあげたことで、クレームをつける近所の「困ったおじさん」など、どこにもいない。
美しい夕日の中、あちらこちらの玄関先で、晩ご飯を待つ数匹の猫たち。
必ず開く扉、必ず出てくる何かしらのご飯。
カリカリだったり、残飯だったり、自家製の猫ご飯だったり。
そして猫は、自分の好きな餌の出てくる場所、家に移動してはご飯を食べる。
好きな人がご飯を持ってやって来るのを、待っていたりもする。


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「オヤツぐらい…は…出し…て…くれ………スピー


「世界遺産は人の歴史だ。
美しいと思う風景も、すべて人が生んだものである。
人の歴史なのだ。
猫ももちろんその一部である。」

↑ ナレーションの一部聞き書きだから、こんなようなことを言っていたと思っていただきたい。(正確ではない)

私がクダクダ説明するより、観ていただければ、ヨーロッパの世界遺産の地に生きる猫達のすばらしさわかる。
観ていただければ、比較して、日本の野良猫の現状の悲惨さ、惨めさを改めて知ることができる。
観ていただければ、日本の保護活動の偏りがわかる。
私は、しろちゃんが元野良猫さんなことから、猫の保護活動に賛同している。
参加はしていなくとも、気持ちは常に賛同している。
…が、保護ボランティア団体さんにも、穏健派から過激派までいる。
正統派から異端派までいる。
昭和の学生運動に似てはいないだろうか。
目指す方向は同じ、指差す高みは同じであっても、やり方が極端に違ったりする。
その違いに誤解が生まれ、猫嫌いさんを含めて、一般の人々のこぞっての賛同を得がたいという面が無いだろうか。
自分が参加して手を下していないのに、意見を言うのもいかがなものかと遠慮しつつ…である。


「世界遺産の猫たち」を、我が家はケーブルテレビで観ているが、スカパーやテレビのCS放送でも観れるらしい。
DVDでも販売している。
世界遺産の猫たち Cats of the World Heritage [DVD]世界遺産の猫たち Cats of the World Heritage [DVD]
(2009/12/10)
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↑ 宣伝じゃあないけれど、すばらしいものなので紹介するのだ。


我が家の、世界遺産&秘宝猫しろちゃんは、記事を更新しようとしている間、3回もパソコンに飛び乗った。
背後のキッチンカウンターからピョーンと飛び、キーボードの上に着地する。
タスクバーが消えたり、設定そのものがおかしくなることがしょっちゅうである。
ブログの更新がパッタリ途絶えたら、毛づまりで壊れたということですから(笑)


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「ふふふんふふふん
この白い箱がいけないのです。
僕は良い白い猫なのに、これは悪い白い箱なのです



パソコンの使用を阻止することは、いとも簡単なこと。
その上に載ってしまえばいいのだと、すっかり気づいてしまったのだ。
動かすには、抱くしかなく、抱いたら腕にしがみつき降りない。
腕にしがみつけば、自分を抱いているより他に私が何もできないことを、しろちゃんはご存知なのだ。
愛しい白い一人息子め!
その悪知恵を、どうしてくれようぞ。


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「だってだって、白い箱がママを独占していることがいけないのです。
その白い箱の中には、猫ちゃんもいっぱいいるのでしょ?
僕よりかわいい猫ちゃんが、いっぱいいるのでしょ?

「まあ、この女の子、かわいいわ~」って、ママが昨日言ったのを聞きましたよ。
僕は、泣きたくなる夜を過ごしましたよ

大げさなしろちゃんですねえ。
白い白猫一人息子のしろちゃんは、世界にたった一つのママの宝物ですよ
「大げさなママですねえ。
僕は恥ずかしいですよ

親バカ子バカ…。


参加してます。


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コメント

Secret

No title

スプリトに住む猫ちゃん達は幸せですね~♪
うふふ、府中に住む親バカ子バカちゃんもかなり幸せ者ですよ^o^
チビ猫ちゃんが決まりました。。
良かったら覗いてください。。

のん福レオちゃんのお母さん、こんにちは♪

拝見してきました。
小さな福ちゃんがそこに居るようでした♪
外見のちょっとした違いよりは、mamiさんご夫妻の感じたことがすべてなのだと思いますよ~。
(違うようには見えませんが(笑)
same colorと言ったのはアニマルコミュニケーター女子であって、福ちゃんが言ったのじゃないのだと思います。
「僕は必ず行くよ」と、福ちゃんは言っただけ…でしょ?
かわいい子猫ちゃんが、mamiさんの心を占有する日ももうじきですね。
猫友さんはみな、mamiさんの心が春のように明るく幸せな気分になれれば、それが一番うれしいんです。
福助ちゃん、バンザイ♪
コメント、ありがとうございますi-257

No title

kakoboxさん、こんばんは♪
日本の、いや世界中の野良猫さんたちが
世界遺産の地で暮らす猫さんたちのようだったら
そしたらきっと、保護活動なんていらなくなるのにね。
いつかきっと、そんな世界になりますようにと願っています。

あいちゃんのまん丸お目目は、早朝の薄暗い部屋だったからだと思います。
暗い所での撮影は、ブレブレになっちゃって大変ですが
あいちゃんが、マロンをジーっと見つめて動かずにいてくれたので
上手くまん丸お目目に撮れました、あいちゃんのおかげです♪
それから、「ちらりっぱ」は、以前私が勝手に命名した呼び方です(汗)
気に入って使ってくれている方もいますが、正式な呼び方ではありません。
みんななんて呼んでいるんでしょうね(^-^)

pigumiiさん、こんばんは♪

本当に、仰るとおりですね。
家猫の飼い方自体もゆるいのですが、その分、外猫との区別がないの。
残飯や自作ご飯は、決して身体にいいものでないかもしれませんが、果たしてどちらが正しいあり方かと、考えさせられました。
私達は神経質に、猫ちゃんの健康と長生きに気を遣い、健康診断やフードなどを厳選していますが、それって中国の一人っ子政策のようだわと、ちょっと思いました。
私も、保護活動のいらない、そんな世界を願ってやみません。
言い換えれば、すべての人が猫を理解して、何らかの形で保護しているということですよね。

薄暗いお部屋だから、お目目まん丸だったのですね。
でも、薄暗い部屋できれいに撮れるってところがすばらしいです。
私なんてコンデジですから、ちょっと照明が足りないと、白猫が黄色い猫になっちゃいます(笑)
リビングのソファに居るところを撮ると、必ず黄色。
撮りたい時の設定が難しそうなので、デジイチを買う勇気がありません。
使いこなせない気がします。

「ちらりっぱ」、pigumiiさんの造語でも、かわいいのでみんなで使いましょうよ。
出っ牙よりずっとマシですもの(笑)
コメント、ありがとうございますi-257

No title

kakoboxさん、こんばんは。
とても素敵な番組・・・。猫ちゃんと人との共存の素晴らしさを見ることが出来るなんて(*^_^*)

私も初めて「地域猫」と言う呼び方があると知った時、すごく悲しい気持ちになりました。

なんだか、人間の勝手さを感じると言うか(p_-)

町全体で、町にいる猫ちゃんと一緒に過ごす、生活する・・・日本もそんな国になってほしいなって思います。

ミルクも、捨て猫でした。
段ボールにいる所をボランティアさんに保護され、私の所に来てくれました。
縁をつないでくださった、ボランティアさんには、とても感謝しています。

しろちゃん・・・kakoboxさんのように、心から愛してくれる家族に巡り合えて、幸せですね。
いつも拝見する写真を見ると、しろちゃんが、いつも幸せなお顔を見せてくれること・・・私も癒されています。

ママにとって、しろちゃんは大事な宝だけど・・・。
しろちゃんにとっても、ママとパパは、大事な大事な家族だよね、しろちゃん(*^_^*)

あいにゃーさん、おはよう♪

そう、ステキな番組ですよ。
世界遺産の街もすばらしいです。
音楽もね♪

「地域猫」って、初めて聞くとなんだろうと思いますよね。
うまくいけば有意義な定義のはずなのですよ。
しかし、なかなかその通りになっている自治体は少ないようです。
猫ちゃんに理解を持とうとしない人々に、猫ちゃんを許容せよと協力を求めることは、相当難しいと思います。
個を大事にするあまり、大儀を見落としてるのかな~。
また、「地域猫」というくくりを作らなければ、外に生活する猫ちゃんの自活を確保できない日本になったということが、悲しいですね。

町の中のそこここに猫ちゃんが居て、その猫ちゃんは別に特別な存在ではなくて、風景の一部のよう。
そこに猫ちゃんがいるから、ご飯をあげよう…お水を出そう…。
日本で言えば、猫島って言われる田代島などのような光景でしょうか。

ミルクちゃんのお家に来た経緯を初めて知り、意外でした。
ブログの過去記事にも無かったですよね?
捨て猫さんだったのね~。。。
ボランティアさんに保護されていなかったらと思うと、ぞっとしますね。
捨てた人は、あんなに美人な白雪姫に変身するとは、ビックリでしょうね。
いやいや、捨てるような身勝手な人だから、美人だろうが何だろうが、自分に都合の悪い猫ちゃんはいらないでしょうね。
ミルクちゃんは、ボランティアさんのもとで、すでにきれいになっていたでしょう?
しろちゃんなんて、白がグレーの、目がシガシガしていた猫ちゃんでしたよ。
成猫になってましたが、ウィルス性の猫風邪が治ることがなく、グズグズしてました。
白猫は特に目立つからわかりやすいのですが、(言葉は悪いけど)汚いボロボロの猫ちゃんでも、一緒に暮らし愛情を注ぐと、みるみる間にきれいな猫ちゃんに変身しますよね。

しろちゃんは外から窓越しに自分で私を見つけ、ママになってくださいと毎日叫んでいた子なのです。
しろちゃん自身が、私の愛情を引き出してくれたのですよ~。
猫ちゃんのママになるとは、思いもしなかったワタクシなのであります(笑)
コメント、ありがとうございますi-257

No title

kakoboxさんが真剣なお話をしているのに
「オヤツくらいは出してくれたって・・・」といいながら寝ちゃう
そんなしろちゃんがとっても可愛いです♪

海外ではこんな風に猫と人間が付き合っているのですね~。
私も保護活動やボランティアをしていないので偉そうな事は言えませんが
人間次第でどんな風にも変えられると思うのです。
変わって行くと良いなぁ。

ミルクさん、こんばんは♪

あはははっ(笑)
しろちゃん、ママのお話は退屈なのでしょうね。
眠ってくれている分には、まだいいのですよ~。
パソコンに飛び乗って邪魔してこないですから(笑)

私も、海外特にヨーロッパの猫の生活には、本当に感心しました。
小さな国ほど、猫ちゃんへの許容量が大きいような気がしました。
私だって、保護活動やボランティアはまったくできませんので、生意気なことを言うのは口幅ったいことなのですが、意見は言ってもいいと思っているのです。
パブコメのようにね。

>人間次第でどんな風にも変えられると思うのです。
↑ 仰るとおりです。
猫ちゃんと暮らす私達だからこそ、こうあって欲しいと願うことができるのですよね。
一緒に暮らしていない人には、到底わからない問題があると思います。
コメント、ありがとうございますi-257

プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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