遠い町の風は優しく…しろちゃんとママが鐘の音を聞いた理由

2015/11/28 Sat

IMG_9539_convert_20151128134004.jpg

「みなさん、今日はいいお天気ですね。
お空が真っ青です。
晴れた日にお空をじっとみていると、宇宙が見えるのです。
宇宙ステーションも見えるのです。
僕は見たのです。」



昨日今日と、晩秋の空は晴れ渡り、紺色に近いような美しい色。
雲一つない空の下で、色づいた葉っぱは、いつ枝から降りようかと模索する。
風では落ちない、雨でも落ちない。
あくまでも自分の意志で、次の春の植物の温床になるのだと枯れ枝にふんばっている。
命はいつもリレー。
地球という星の上で、大規模なリレーをしている。


DSC_4233_convert_20151128142050.jpg

雲一つない昨日の空

DSC_4179_convert_20151128142456.jpg

みずみずしい多肉植物

DSC_4166_convert_20151128134818.jpg

晩秋に、がんばるレンゲ



*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*

いつもご心配とアドバイス、ありがとうございます。
助かっております。
今日現在までありがたいことに、しろちゃんに発作、及び発作のようなものは起きて居ません。
しろちゃんはいたって普通、時に過激なほど元気に、時にボロ雑巾のようにクタクタになり、いつもどおりの日常を過ごしています。
今回の通院でわかったことのひとつ。
しろちゃんの激甘え、家庭内分離不安は、しろちゃんの心理状態そのものだということでした。
猫は、本当は人間の思う以上に自分に起きたことをわかっている。
理解している。
そして、小さな身体にたくさんの繊細な感情を持って生きている。

遠い病院の獣医さんは、猫をこのように理解される方でした。
行ってみて、良かった。

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*


IMG_9575_convert_20151128134149.jpg

「ママと電車に乗ったのです。
のりかえもしたのです。
オヤツが食べられないほど混んでいたのです。」



遠い病院は、待合室が広かった。
猫専用の待合室があった。
その時間は診察時間外なので、どこに座って待ってもいい状態だったけど猫専用の待合室に入ってみた。
奥のほうで猫が泣いていたから、しろちゃんも同情して泣きたくなっては困る。
泣かされる場所だと、怖くなっても困る。
「猫専用だって、しろちゃん」と話しかけると、しろちゃんは壁にかかった猫の写真や絵を熱心に眺めていた。
その部屋から外に出てしまう恐れはないので、キャリーバッグの蓋をちょっと開けて、オヤツを見せてみた。
いらないと、しろちゃんが首を振った。
お腹が空いてるはずなのに、しろちゃんなりに胸がいっぱいなのだろう。


wRbYG9MZHDDB5HU1448686275_1448686357.jpg

しろちゃん、秘密の激甘え画像その①
毎晩、ご飯のあとにソファの上でママのお膝に乗る8歳の男の子


epKe4ICHTVT3bLk1448686486_1448686674.jpg

しろちゃん、秘密の激甘え画像その②
昼間も乗るようになっちゃった。


S0eZiHfE0_wwATa1448686782_1448686839.jpg

しろちゃん、秘密の激甘え画像その③
寒い日にはブランケットを一緒にかけてます。


DSC_3802_convert_20151128161204.jpg

しろちゃん、秘密の激甘え画像その④
ママの腕の中で、ボロ雑巾のようにクタクタしろちゃん


前回の記事で書いたとおり、
「深刻な疾患が進行しているとすると、神経系統に何も兆候がないということのほうがむしろ珍しく、兆候があって初めて、それは何ぞやとMRIで調べるわけです。」
これが今回かかった遠い病院の獣医さんの、今回の発作に関する一番根本のコンセプト。
その筋に添った診察をしていただいた。
10月にした血液検査の結果は、ラボからのものをそのまま提示。
全身の診察結果は良好。
年齢のわりに健やかでしっかりした身体つきだと言われ、ママとしてうれしくなった。
親バカママは、「しろちゃん、かわいいですよね?」と言いたくなったがぐっと口をつぐむ。
言いたくなるような先生だったのだ。


IMG_9585_convert_20151128134201.jpg

「先生からほめられたのです。
僕は立派なからだつきって。」



次に、神経系統の検査をしていただいた。
あまりそばでちょっかいを出しても、しろちゃんの行動に差し支えがあると思ってママはちょっとひいていた。
お目々の神経反応を観察する検査では、照明をつけた状態、消した状態で観ていた。
故意に驚かせてもいた。
立たせたり歩かせたり、寝転がらせたり爪を出させたり。
丁寧に診ていただいた。
キョトンとしたり面食らったり、しろちゃんはお目々を白黒させていたけれど、泣くこともなく、もちろんいつもどおりにシャーもフーもしない。
初めての病院、初めての獣医さん、その獣医さんになんだかわからないけどやらされている。
診察台から飛び降りる選択肢だってあったのに、お利口さんでがんばった。


IMG_9545_convert_20151128134113.jpg

「とびおりるなんて、そんなことはしないのです。
診察だって、わかっていますから。」



「全身、及び神経系統に何ら兆候は見られません。」
と言っていただいた。
だからと言って、すべて払拭されたわけではないので、バンザイじゃない。
今の段階で兆候があれば、深刻な疾患が進行しているということ。
そうじゃなかったことだけは、お墨付きを頂いた。

ここで再び、先生のコンセプトの「深刻な疾患が進行しているとすると、神経系統に何も兆候がないということのほうがむしろ珍しく、兆候があって初めて、それは何ぞやとMRIで調べるわけです。」


IMG_9519_convert_20151128134057.jpg

「カーペットの下のホットカーペットが僕は好きなのです。
上になにもしかないでくださいなのです。」



遠い病院の先生の診立て。

掛かり付けの診立てはある意味正しい。
結果としてどうか?は、正確にはMRIを撮らないとわからないわけだけど、指さす方向としては間違っていない。
①脳腫瘍、髄膜腫瘍などの脳の癌。
②癌以外の脳の深刻な疾患。
③以上をMRIで除外できたとして、潜因性の癲癇。
ここに一つ加わって、
④一過性の脳梗塞。
これは掛かり付けでは否定されていたけれど猫にもあるという。
従来は猫に脳梗塞はないものとされていたそうだけど、MRIの普及により、猫にも脳梗塞、一過性脳梗塞があるとわかったそうだ。
普通の脳梗塞ならば梗塞した脳の部位の後遺症があるはずで、検査の結果後遺症がないということは一過性ということになる。
そして、+αとして、
発作が今後二度と起きない場合もあり得、その場合、上記にこだわる必要もないじゃないかということだった。
起きないままに年を重ねてくれれば、それに越したことはない。
(録音したわけではないので、聞き間違いがあるかもしれません。
記憶の欠落もあるかもしれません。)


IMG_9547_convert_20151128134131.jpg

「僕は元気なのですが、ママが遠い病院に行きたいってきかないのです。
付き合うのも大変なのです。」



だけれども、だけれども、だ。
※発作の程度、回数、頻度。
※その後のしろちゃんの様子。
※今現在のしろちゃんの血液検査、診察、触診、神経反応。
上記を加味して、今の段階で脳腫瘍などの癌を疑うことは時期尚早だと先生は仰る。
もちろん、無いとは言いきれない。
MRIを撮れば、おおかたのことは一発でわかる。
だからと言って、撮ればいいってものじゃないと仰る。
こんなことがありました⇒なんだかさっぱりわかりません⇒MRIじゃ、すべてはMRIを撮ることになりませんか?ということ、だ。
上手く表現できないけれど、MRIは、究極の最終手段の検査方法だということだった。
撮ればわかる、わかるけれどもその前に!ということだった。
以前は、発作の解明=即MRIだったけれど、上記は動物医療の最近の傾向なんだそう。


IMG_9454_convert_20151128134335.jpg

「お窓の外見て、うわ~って大声出したらママに注意されたのです。
電車の中では、大声をだしてはダメなのです。」



MRIのリスクも、事細かに説明頂いた。
今現在のしろちゃんの場合、突発、特殊なことが起きない限りは、全身麻酔のリスクは低いと言われた。
大丈夫でしょうと。
それでもリスクはある。
ないわけじゃない。
検査で命を失ったのでは、いったい何のための検査かと獣医としては思うと。
検査は大事、されど、病気以上の苦痛があってはならない。
その前に、もっと前に、するべきことをし尽くして、どうしてもわからない場合、MRIに進んでもいいと思うと言われた。
手遅れにはならないかが、ママの一番不安なところである。
今の段階で手遅れになるようなら、もう手遅れ。
手遅れは先生が言った言葉ではないけれど、そのようなことだった。


IMG_9594_convert_20151128134247.jpg

「お家はやっぱりいいのです。」


半年程度のスパンを区切って、その間に注意深く経過の観察をしていきませんか?と提案された。
半年が、何かが起きてくる目途でもあると。
仮に脳腫瘍だった場合、今はミリ単位のもので、他に支障を与えていないものだから。
半年絶てばこうはいかないということだった。
早期発見できたということなのでは?と、私は切り返す。
早期発見、早期治療なのでは?と。
「MRIで確定できたとして、外科手術、抗がん剤、放射線などなど、ミリ単位で始めることに意義、意味はあるか」と先生は切り返す。
小さな身体の猫に加えるそれらの副作用、二次被害を考えてみると、だ。
猫の脳腫瘍には、そのままずっと成長しないものもあるのだそう。
一過性脳梗塞の可能性、癲癇の可能性だって、結構な確率である。
このまま、二度と何も起きない可能性だってある。


DSC_4157_convert_20151128145226.jpg

「ふむふむ、なるほど、僕は元気ってことですね?」
診察が終わると、ちゃんと椅子に座ってお話を聞けるしろちゃん。


DSC_4150_convert_20151128145244.jpg

「お利口にしていると、眠たくなっちゃうのです。」
でも少し、疲れたね~。


遠い病院の先生は、こんな方。
東京大学農学部獣医学科/東京大学大学院 博士課程修了
東京大学附属動物医療センター 勤務/東京大学 獣医臨床病理学教室 助教
そして2014年より今の病院に。
所属学会
獣医臨床病理学会/獣医神経病学会/獣医臨床遺伝研究会
しろちゃんママは、決して経歴で人を測りません。
決して断固として。
だけど、しろちゃんのセカンドオピニオンを受けるには、うってつけの先生を見つけたと自負している。
脳の専門家を見つけられたと思っている。
遠い病院が、今の倍の遠さだとしても、私としろちゃんはきっとこの先生に診てもらいに行ったことだろう。


IMG_9285_convert_20151128134431.jpg

「二倍も電車に乗るなんて、僕はオシッコが心配なのです。」


その日はとても寒かった。
今季一番の冷え込みだった。
朝起きたら、音立てて雨まで降っていた。
どんより暗い外を眺めながらママは思った。
こんな日にしろちゃんを連れ出してもいいものか?
暖かく安全なお家の中から。
しろちゃんが大好きなお家の中から。
どこか遠くで、鐘の音が聞こえたような気がした。
雨の中、くぐもってはいるけれど、確かに鐘の音が。
しろちゃんと二人、フラフラと雨の外に彷徨い出た時には、雨が小降りになっていた。

病院からの帰りには、雨もあがった。
泣きもせず、おもらしもせず、飲まず食わずでしろちゃんは午前から午後いっぱいをがんばった。
夕暮れの我が家に帰りつく頃、またあの鐘の音が聞こえた。
いいこ♪ いいこ♪ いいこ♪ いいこ♪
ママにはそう聞こえた。


IMG_9571_convert_20151128134025.jpg

「遠い病院、行くのもそんなにわるくないのです。
次は、晴れた日で、すいてる電車だったらもっといいのに。
僕はお窓の外がみたいのです。
大声あげたいのです。」





banner (5)

にほんブログ村 猫ブログ MIX白猫へ
にほんブログ村
 

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*
調布、三鷹、府中あたりで猫が傷つけられる事件が起きています。
猫を外に出すことはやめましょう。
お外の猫に少しでも不審な様子を観た方は、最寄の警察や市役所、保護団体、猫ボランティアさんに連絡してください。
詳しくは、百猫物語のsabimamaさんまで。
*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*


□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*
調布で迷子のそらちゃん、知りませんか?
201310041620283d4_convert_20131013001613.jpg

名前 そら
雑種、しろぶち、キジトラ柄(三毛にも見える)
男の子 2歳6ヶ月、去勢済み
4.2キロの普通体型
シッポは7センチ、特徴ある黒くて短いシッポ。
首輪無し
東京都調布市調布ヶ丘3丁目付近で迷子に…。
飼い主 おやなぎ  
連絡先 sorachan_oyanagi@yahoo.co.jp
    または「招き猫しろちゃん」のブログコメントまで。。

□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*


参加しています。
クリックすると投票されます。


banner (5)

にほんブログ村 猫ブログ MIX白猫へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

最新記事
カレンダー
10 | 2015/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリ
最新コメント
リンク
月別アーカイブ
フリーエリア
しろちゃんが彦星さんの絵です。
ふじもりさんの七夕の絵、しろちゃん

↑↑↑ クリックすると大きくなります。
ブログ「のんびりまったりゆるゆる漫画」のふじもりさんに描いて頂きました。


ランキング、3つ参加してます。



にほんブログ村 猫ブログ MIX白猫へ





↓↓↓ 情報 お知らせ


迷子の白い猫しらす

↑↑↑  迷子のしらすちゃん探索にご協力を!
また、迷子関連の情報、日本一のブログです。 多くの目で迷子を探してあげよう!


寄り添う7つの命 通路猫たちにお家を! 

↑↑↑ 京都のrambyさんのもとで、理想的な環境でお世話されています。
是非ブログを訪れてみてください。
現在3にゃん(♂2♀1)、全員とても器量よしで、お行儀のいい良い子です。
関東でもお渡しOKです。 僕たちのお家になって!!!




↑↑↑  猫の術後服とオモチャ
安心安全すごくかわいい~
ブログ「猫たちの日記」のjibouさんの猫ちゃんグッズのハンドメイドショップです。
個々の細かいオーダーにも応じてくれますよ~。
値段が安い、お届け早い、製縫丁寧!




↑↑↑ 調布のそらちゃん、迷子!
閑静な住宅地の中で、忽然と居なくなりました。
よろしくお願いします。
記事検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR
最新トラックバック