盆踊りの「東京音頭」とパガニーニの「ラ・カンパネラ」とどっち?

2012/07/27 Fri

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「みなさん、今日も暑かったですが、夏はまだまだこれからが本番ですよ。
今夜は、小学校で盆踊りがあるのです。
ちょうちんの準備もできて、あとは音楽がかかるばっかりです。
PTAのお母さんがやる夜店もたくさん出ていますよ。
ママ、「盆踊り特別おこづかい」を、200円くれませんか?



オリンピック関連の番組と、熱中症で亡くなった人のニュースしかないような本日のテレビ。
外には熱風が吹いている。
子供達も夏休みに入り、各地で花火大会がたけなわだ。
小学生の自分を思い出して、うふふと笑みがこぼれる。
夏休み始まってすぐの今頃は、絵日記だけ書いて、宿題になんてまったく手を着けなかったっけ…。
絵日記?
そうか、ブログはいわば絵日記だ。
私はいまや、1年中絵日記を書いているのか?
いやいや、私のではなく、これはしろちゃんの絵日記であった。


インタビュアー「あなたにとってピアノとは?」
フジコ氏   「猫達を食わせていくための道具ね」

こんな風に答えるプロの著名なピアニストがいる。
…と言えば、クラシックに興味の無い方でも興味シンシンでは?


ラ・カンパネラ イングリット・フジコ・ヘミングラ・カンパネラ イングリット・フジコ・ヘミング
(2008/06/25)
フジコ・ヘミング

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↑ フジコ・ヘミング氏の、代表曲、パガニーニの超絶技巧曲「La Campanella」(ラ・カンパネラ)


フジコ・ヘミング女史のことを書くのだが、何も音楽家としての彼女を論じるつもりはない。
一人の猫好きな、下北沢在住の孤高のピアニストのことを書く。
異才、鬼才ピアニスト「フジコ・ヘミング」をご存知だろうか。
彼女が日本国内で知られるようになったのは、1999年以降のこと、優に60歳を超えてからということになる。
ヨーロッパでの活動期も40歳代以降。
晩成のピアニストなわけでなく、運悪くその時まで、世に出るチャンスに恵まれなかっただけのこと。
1932年生まれだから、現在80歳。
60代を過ぎてやっと、母国で名が知られるようになり、まるで失った年月を取り戻すかのように、今現在も元気にコンサート活動を続けている。


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「今日は僕のお話ではないのですね?
ということは、僕はたった一人で、盆踊りに出かけてもいいということですね?
だってママは、別なことに忙しいのですから

しろちゃん、それは嫉妬なの?


個性的な女性なので、彼女を好きな人も嫌いな人もいることと思う。
そのピアノの上手下手に関しても、激しく賛否両論。
私的には、彼女のピアノ演奏に関しては、一流か二流かで論じる気は毛頭ない。
テクニックや、楽譜に忠実か否かという点では、まったく問題外。
(本来クラッシックではあってはならないことだけど)
彼女よりも巧いピアニストは世界にたくさんいる。
また、彼女はミスタッチでも名を馳せてしまっているが、
そのミスタッチに関するインタビューの答えがすばらしい。

「ぶっ壊れそうな鐘があったっていいじゃない、機械じゃないんだから」
フジコさん、その通り!
音楽を聴く私達の耳のほうだって、機械仕掛けのものじゃないのだ。
音楽の教科書じゃあるまいし、感情なくして音楽はないのだ。


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「そうそう、その通りです。
ぶっ壊れそうなママでもいいのです。
ロボットじゃないのですから

なんだってえ~


彼女の代表曲、パガニーニの超絶技巧曲「La Campanella」(ラ・カンパネラ)
夜中にCDで聴いて、涙がまさに滂沱の状態で頬を流れるのは、私にとって彼女の「La Campanella」だけ。
何度繰り返し聴いても、その感嘆が醒めるということがない。
他のピアニストの「La Campanella」も何度も聴いたけれど、別物と思っている。
チャンスがあったら聴いてみて。
人生の辛かったことを思い出して、聴いてみて。
ほんの6分程度の曲だから。
(you tubeから引っ張ることは、厳しい状況になったので…)
CDが欲しいという方、遠慮なく言ってください、差し上げます。
ちなみに、フジコ氏の演奏を、私は生で1回も聴いたことがない。

29歳で一人ヨーロッパに渡った彼女の人生は、苦難の連続、貧困の極みで、そのせいで聴覚まで失っているのだ。
その聴覚の40%を取り戻したのが40代で、そこからピアニストとしてのコンサート活動が始まるのだが、すべてヨーロッパでの話。
日本には、帰ってこなかったし、自負心ゆえに帰らなかったそうである。


パリ・下北沢 猫物語 (FIGARO BOOKS)パリ・下北沢 猫物語 (FIGARO BOOKS)
(2007/03/21)
フジ子 ヘミング

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↑ フジコ・ヘミング氏が、猫のことを書いた本。

彼女の上の本からの抜書き。
『優しい誰かが待っていてくれるというのは、本当にうれしいことよ。
どんなに疲れて帰ってもホッとするの。
悲しくても辛くても猫がいたから死ねないと思ったし、なんとかがんばれた。
だって、今私が居なくなったら、この猫達はどうするかと思ったら、自分のことだけ考えてはいられないでしょ。
猫と音楽は私にとって人生そのもの。
猫がいることで、どんなに辛く悲しいときも勇気づけられたし、耳が聞こえなくなってどん底に突き落とされたときも、決してピアノを弾くことをあきらめなかった。
だから今の私がいるの。
ありがとう、私の愛する猫たち。』



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ありがとう、私の愛するしろちゃん。
「それよりママ~盆踊り、始まってますよ。
あの~その~200円くれませんか?



私にとっては、彼女の生き方、人生そのものが常に励ましであり、嵐の闇夜の中のともし火だ。
彼女がこのように生きてきたのなら、私だって、いかなることも乗り越えられるという勇気がわく。
何かをするのに、時間的に遅いということはなく、年齢は常に言い訳にしか過ぎないと、彼女は教えてくれた。

また、
悲しくても辛くても、しろちゃんがいるから死ねない。
だって、今私が居なくなったら、しろちゃんはどうするかと思ったら、自分のことだけ考えてはいられない。
…彼女の言ったまんまの言葉を借りたが、下北沢にいる私の嵐の闇夜のともし火は、そっと頷いてくれるだろう。


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「ママの嵐の夜のともし火は、下北沢にあるのですね。
近いのですから、行ってともし火を拝んできたらどうですか?
僕の嵐の夜のともし火は、こことは別な場所になんて、ありません。
僕の嵐の夜のともし火は、ママなのです。
ともし火を目指して、入ったお家がママの住むお家だったんです。
僕も今夜は、フジコさんの弾く「La Campanella」を聴きたい気分です

あれ~、しろちゃんは盆踊りの「東京音頭」が聴きたいのじゃなくて?


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みなさん、
コメントのお返事、みなさんのブログへの訪問、遅れていてごめんなさい。
ちょっと体調が悪くて…。
明日には元気になりますので、ご心配なく。
みなさんのところにも追々伺いますね~m(__)m


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東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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