腹壁ヘルニア、真珠の首飾りとなってお腹の中に…。

2011/11/09 Wed

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「今日は冷え冷えしてますね。
皆さん、風邪をひなかいようにしてくださいね♪
ママがカバーを替えてる途中で、僕はお蒲団の中に埋もれる遊びをしました。
邪魔だって言われるのですが、僕はこの遊びが大好きです。
しろちゃんを探せクイズもありますよ。



立冬を過ぎて、言葉のイメージからも寒くなった気がする。
寒い=暗いイメージだけれど、冬の美しさを期待することに心を切り替えよう。
キーンと引き締まった、ミントの匂いの冬の早朝の美しさ。
暖かな灯りの下、暖かな食べ物からあがる湯気に、ささやかな幸せを感じること。
凍てついた夜空を、満天の星が瞬く深夜。
ウキウキしてくるではないか。

一昨日の病院行きの続き。
再度書いておくが、しろちゃんのかかりつけは院長先生であって、B先生は、院長先生の代打である。
B先生の名誉のために言っておくが、若くてハンサムな熱心な先生である。
ついでに、私流の「動物病院のかかり方」を紹介。
B先生は、元気で明るく本当にやる気満々。
その先生の動物さんへの熱意を高く評価しつつ、しろちゃんにその恩恵をたっぷり分けてもらおう。
質問攻めだけでもダメなのである。
ましてや、ネットで得た知識を、妙に披露などしては、獣医さんも気分が悪いだろう。
押したり引いたりしながら、病院嫌いの猫ちゃんのために、1回の通院でたくさんのことを聞いて来よう。
「泣き泣き病院に行ったけど、とても有益だったね」と、猫ちゃんに言えるようにしよう。


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「しろちゃんを探せクイズなのです。
僕はどこにいるでしょう。
ここでわかった人、1等賞。
うふふっ



しろちゃんの体重を量り終えると、代打のB先生は、奥の部屋からワクチン注射を持ってきた。
過去のワクチンによる反応を聞いた上で「さあ、しろちゃん、ちょっとチクっとするよ~プチッ
首の後ろの余った皮の部分を摘み上げて、キューっと針が刺さってゆく。
「ここはお母さん猫が咥えるところで、あまり痛みは感じないのです。」←この色B先生の言葉。
しろちゃんはそっぽを向いて無反応。
気づいてない風なしろちゃんに、「しろちゃん危ない、くびくび~」と、言ってやりたくなる。

「センセー、心臓病と言われ薬を飲んでいた白猫さんがいるのです、うちのしろちゃんはどうかしら…。」
(そっくりさん第二弾のしろたんだ。)
B先生はおもむろに聴診器を出し、しろちゃんの胸の音を聞いてくださった。
「はい、しろちゃんの心臓は正常ですよ~。
猫ちゃんが心臓病と診断されたら、そのほとんどは心筋症です。
心臓の筋肉が分厚くなって、動きが鈍くなるのです。
遺伝のもの、先天的なものが多いですが、突然症状が出てくることもあります。
動くとハアハア呼吸が荒い、口を開けて呼吸する、鼻がいつも赤いなど症状でわかる場合もあります
お薬を飲んで、それなりに生活すれば、長生きも可能ですよ。」

「良かったわ~心配してたんです


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「わかるかな~。
ここでわかった人、2等賞」



「センセー、しろちゃんは便秘気味なのですが、お腹の具合は…。」
聴診器と触診で腸を調べてくださった。
「はあい、順調に動いてますよ。
猫ちゃんには、ウンチの出ないことは命取り。
3日が限度と思ってくださいね。」

「まあ、良かった。」

「センセー、しろちゃん、耳を掃除なんてさせてくれないのですが…。」
先生は、耳っピのような耳の検査器具を取り出し、ピカっと光らせた。。
「はあい、お耳も正常ですよ~何も詰まってませんし、きれいになってます。
お耳の中の掃除ですが、自宅で綿棒などで掃除することは避けてください。
急に動いた場合、鼓膜を破ってしまうこともありますから、そこまで自宅でする必要は無いです。
見えているところをウェットティッシュでくるっと拭くだけで大丈夫。」

「うふふっ、ありがとうございます。」


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「ここでわかった人、3等賞。」


「センセー、しろちゃんは歯磨きをさせないのですが、歯は…。」
先生はしろちゃんを抱え込んで、口をこじ開けた。
「ん~ん~若干、歯茎が赤くなってますねえ。
ちょっと歯周病ですね。
あっ、歯周病で歯を失っても、猫ちゃんは全然大丈夫、食べていかれるのです。
元々丸呑みする動物ですからね、ご心配なくです。」

なんだってえ、歯周病なんて、今まで言われたことが1回もないぞ~。
「センセー、歯を失っても猫ちゃんは食べてゆけるのはわかりましたが、それは結果の対処であって、その手前で歯を失わせないようにしてあげるってことが、大事ではないですか!」
と、そっとたしなめてみる。
「もちろんそうですね、そうですとも。
え~と、しろちゃんの場合、痛みも何も感じていず、カリカリも普通に食べているので、まだ歯周病治療はいりません。
ほっぺの辺りを気にしてかくとか、カリカリを食べるときに片方の歯で噛む、痛そうな顔で食べる、カリカリを食べたがらないなど、症状が出てからでいいです。」

歯周病は即却下か?
何もしなくてもいいのか?


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「ここまできてわかっても、もう参加賞だけですよ。
だって僕のお顔が見えてるもの
賞品はすべて僕の写真です。
1等賞は1枚、2等賞は2枚、3等賞は3枚差し上げます

お利口な猫かと思ってたけど、やっぱり猫だねえ、しろちゃん


一番気になっている「腹壁ヘルニア」の修復箇所の検査が、最後になってしまった。
この先生が手術したのではないのだから、触診してもらっても無駄だろうかと思うところもある。
こと外科的手術に関しては、実際にメスを握り、施術した先生にしかわからないことが、たくさんあるそうだ。
しろちゃんを普通に四足で立たせておいて、下側から触診する。
しろちゃんを仰向けにして、上から触診する。

「センセー、私はいつもいつのときでも、この子の腹壁ヘルニアの修復箇所のこと、忘れたことがないのです。
お腹の切り傷なんて全く気にしていませんが、お腹の中の永遠に存在する糸、肋骨にかがりつけたプラスティックの糸が、どうかなっていやしないか、日に1回は気にしてます。
千切れてないか、絡まってないか、お腹の中で異変が起きてはいまいか。
抱っこだって、そうっとしているんです。
どんなに心配か、クククッ(泣)」
泣くほど私が心配するかがりつけた糸とはこれ。↓↓↓

つくねちゃんのレントゲン1の5

腹膜を切って腹壁を切って、出たものを出来るだけ元の位置に戻し、腹壁を肋骨の一番下の骨に、ギューと引っ張ってかがりつけた。
ブルーの糸がプラスティックの永久保存糸。
カーテンレールとカーテンリングの要領でだ。
記事はこちら→手術の詳細
          再現フィルム?


B先生は、時間をかけてお腹を触診していた。
「大丈夫、ちゃんと糸はかがりつけたままの状態を保ってます。
お母さん、ここここ、ここに触れてみてください。
僕の中指のところを、ちょっと押してみてください。」

四足で踏ん張っているしろちゃんの肋骨の斜めしたあたりを、先生は触れてみてという。
院長先生だって、触れさせてはくれなかったのに、いいのか?という思いを抱きはした。
が、親としての全責任において、怖いけど触れてみたいし、触れなくてはならないような気がした。
チャンスがあれば、触れてみるべきなのだ。
許されれば、手術そのもだって、私は見てみたかった。
しろちゃんのお腹の中で起きてることを、この目でしっかりと把握し、どう修復したか、一部始終を見てみたかったママなのである。
だって、親だもの、しろちゃんの親だもの。

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「イイーだ
ってやったのではないですよ~。
ママ大好きって、両目でウィンクです。
厳しいママだけど、僕が選んだママなので任命責任ってものも僕にはありますし…このママしか僕のママはいないので…



指を優しく押し込んでみると、肋骨とは別な固いものに触れた。
丸くて固くてコロっとしたものが、連なっていた。
「コロッとした粒がありますよね?
それが、肋骨にかがりつけたひとつひとつの結び目なんです。
ずいぶん、しっかり結びつけてあるでしょう?」

10個以上の数のコロっとしたものを、上から下に向かって次々と指で追っていった。
2分も立たない時間のことなのに、シーンとした長い時間がそこに流れた。
そもそも、コロっとした結び目になっていることが、想像外。
繊細な糸が繊細に結んであるものかと思っていたのだ。
顔をあお向けたまま、目を閉じて、確かめるように、ひとつひとつの粒に触れていった。
「真珠の首飾り」という言葉が、やにわに浮かんだ。
小さな粒の「真珠の首飾り」が、しろちゃんのお腹の中にはあったのだ。
そう、「真珠の首飾り」のように、それは貴重で美しく、静かに貝殻の中に眠る。


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「そうか、僕のお腹の中には、」「真珠の首飾り」が入ってるのですね。
いつかきっと、ママにあげますよ。
だからそれまでは、欲しがってはいけません



もしかしたら、腹壁ヘルニアのせいで、今頃はこの世に存在しなかったかもしれないしろちゃんの、命をつないだ「「真珠の首飾り」
温かい涙が、目に溢れた。
守ってあげる、どんなことをしてでも。
辛かった手術の痕跡を、お腹の中で、「真珠の首飾り」にして抱いているしろちゃん。
悲しかった過去の、悪意ある人為的な行為の結果のはずなのに、恨みもせず過去も語らず、「真珠の首飾り」に変えてしまう猫ちゃんの、この強さは何だろう。

「こうやって自分で触れてみることもできますが、自宅で自分で触れたりはしないでくださいね~。
取れちゃったら、困りますから。」

もちろんですとも、B先生。

しろちゃんはそそくさと、自分から大嫌いなキャリーに入っていった。
お家に帰りたいんだね、しろちゃん。
帰り道には、雨で潤んだ街に、ネオンが美しいことだろう。
キャリーを高く膝の上にあげて、しろちゃんに見せてあげる。


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「まちくたびれて、眠くなりました
ママは、パソコン長いんだもの。
あんなこと、こんなこと、あったけど、
悲しいこと、痛いこと、あったけど、僕は今、幸せなのです。
それでいいのです




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腹壁ヘルニア術後検査…僕は手術で治ったんだ♪

2011/03/01 Tue

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「僕の腹壁ヘルニア、治ったんです、みなさん応援ありがとう


日曜日は暖かな春のような日で、街には人出が多かったような気がする。
前にも書いたが、私達の生活時間帯は仕事上、ごく一般的な方から約5時間ほど後ろにずれている。
いつもの日曜日は、起きて、コーヒーを飲んで、おのおの勝手にディランチ(ブランチに準じた言葉で、ランチとディナーの間の軽いご飯のこと。ちなみに我が家の造語)しつつ、本を読んだりネットをしている間にサザエサンが始まる。
しろちゃんの病院へ5時に着くつもりの日曜日は、せわしない一日となった。

捕獲作戦をしろパパさんと打ち合わせする。
「迷子のしろい猫しらす」ちゃんのママさんのするるさんから教わった洗濯ネット作戦も、すぐできるように準備。
なぜ我が家は、病院行きがこんなにも困難なことなのだろう。
考えたのだが、しろちゃんは、私達の緊張の汗や呼吸や緊迫した言動で異変に気づくのではないだろうか。
何とか上手にキャリーに入れよう、早く病院に行かなきゃと思うあまり、大人二人は、普段にはない行動や言動に出てしまっているのに気づかないで、正反対の効果を生み出していたのではなかったか。
ママやしろパパさんがパニクったりあせるということは、二人を頼りに生きるしろちゃんにとっては、相当不安なことなのだろう。
自分が子供だった時のことを思い出してみよう。
ここはひとつ、冷静に冷静に。
私はあとはコートを着るだけの状態。
しろパパさんは、起きたままの状態で、いざ決行!


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「こおんなに治ったんですよ~


リビングから出るドアをすべて締め切って、寝起きの格好のしろパパさんだけが近づいて素手で抱っこする。
抱っこしてから、私はキャリーの蓋を開けて待つ。
しろちゃんを入れる。
抵抗するが、ちょいと押し込んで蓋を閉める。
この間、二人は口を利かない。
おーー今日はうまくいったじゃない♪
普段は呼吸の合わない二人でも、しろちゃんのためになら、サーカスの空中ブランコくらい、可能かもね
キャリーにさえ入れてしまえば、後は泣こうがわめこうが…とは言うものの、あの緊急時の低い嫌な泣き声には、どうしても慣れることができない。
何かこう、プチ虐待でもしているような気分になる。

病院は混んでいたので、小1時間ばかり預けた。
とっても優しい看護士さんが、とっても優しく大事そうにキャリーを受け取ってくれる。
そういう些細なことだけで、気持ちはグンと楽になる。

腹壁ヘルニアの手術痕は、非常にきれいに治っているとのこと。
良かった良かった
若いしろちゃんのお肌の復元力が、ママはうらやましいぞーーー。
筋肉や皮膚の引きつりもだいぶ緩和されてるらしい。
お腹の中の永久に溶けない糸は、レントゲンに写らないのでレントゲンは無し。
剃った部分の毛の生え方で、体調の良し悪しがわかるのか、先生は毛が順調に生えていることを喜んでくれた。


「あの~ということは、例のカーテンレールとカーテンリング状態の要領でかがりつけたプラスティックの永久保存糸が、お肉のほうから千切れちゃった場合、わからないわけですか?(不安)」
先生
「触れればある程度はわかりますし、そこからまた同じようにヘルニア状態が始まり、内臓が出てきて、わかります。
どうしても詳しく知りたい場合、もう一度開腹手術するしかないんですよ。」


「ギャー

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「ギャー


なるほど~確かに。
それは人間の場合にもある。
特に腹部周辺の癌で内臓を摘出した場合、結果を知るためだけに、1年後に開腹手術をする場合がある。
結果を知りたいためだけに、しろちゃんを開腹手術するなんて、冗談ではないのだ。

先生
「元気で活発に元のように動いていること、現在体調の悪さがないこと、排泄がスムーズにできていることなどからも、今のところは問題なく修復されています。
お腹の中で異変が起きていると、必ず外になんらかの症状が出ますからね~。
ちゃんと修復されてますよ!」

先生が良いことを言い切ってしまうのは、非常に心強い。
今回は本当に手術で治ったのだが、プラシーボ効果ってこともあるのだから。
(プラシーボ効果…思い込みが心身に影響を及ぼすこと。患者に対して良い影響力のある先生が、ビタミン剤を「鎮痛剤ですよ」と言って患者に飲ませると、本当に鎮痛効果が出現する場合がある。)
先生
「今後は、そこがまたヘルニアを起こさないとは言えませんし、前にも言いましたが、人工的な修復であることは否めないわけで…。
腎臓のことも含めて、検査をせめて半年に一回(もっと頻繁にするに越したことはない)にしましょう。」


「しろちゃんは、前よりも身体が明らかに軽くなったようなんです。
食欲も、ちょっとですが増しました。
贔屓目ですが、より元気により明るくなったような気がします。
治していただいて、本当によかった…(涙目)」


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「足でママに踏ん張ってるんだ



元野良の駄猫だけど、だからといってテキトーでいいなんてことは全然ないのだ。
命の重さはみんな一緒。
身体が小さいからといって、命が小さいってこともない。
私の、あなたの、その命と同じ重さをちゃんともってる。
もっと重たい場合もある。
生き物と一緒に暮らすといことは、命の重さを実感することに他ならない。
かわいがるためだけ!に、私達は生き物と暮らすわけではない。
より賢明な明日への道を、愛する猫ちゃんに教えてもらおう。

今回の腹壁ヘルニアに関して、先生は一生懸命尽力してくださったわけで、しろちゃんはお蔭様で治った。
だが、人工的なものは、どこまでいっても人口的なものであり、決して生まれたままの状態には戻れないことを私は再認識した。
かえすがえすも、元の原因となった人為的と思われる怪我が悔しく悲しいが、過去は振り返らないでと、しろちゃんが日々ママに教えてくれる。
溢れる笑顔と楽しげな声で、今、今日、この日の幸せをママに伝えてくれる。

生まれたままの身体に戻れないことなら、あるがままの状態を受け入れて、何ができるか考えようね。
それがママとしろちゃんの生きる道だよ。
大丈夫だよ、しろちゃん。
全然大丈夫。
またお腹が変てこに膨らんできたら、先生にチクチク手術してもらえばいいだけのこと。
治すすべのない病気じゃないんだ、治すすべはあるんだよ。
治すすべのない病気で、辛く悲しい思いをしている猫ちゃん達のことを考えてごらん。
しろちゃんは幸せな猫ちゃんなんだ。
しろちゃんのラッキーを、猫バトンでその猫ちゃん達に渡してあげようじゃないか。


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「病気の猫ちゃん、僕からラッキーのバトンを渡します
僕はもう、治ったからね
君はもう、たくさんがんばってるんだから、がんばれとは言いません。
一日も早く、そして長く、君の笑顔がみたいです


☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆

皆様の優しいお気遣い、暖かなコメントには、ひとつひとつお返事させていただきました。
数日前に遡って、見ていただければ幸いです。
だって、とてもうれしかったから、差し伸べていただいた手がとても温かかったから、ひとつひとつお返事せずにはいられませんでした。
情報交換の大事さを知るとともに、猫ちゃんを通じての「輪」のようなものに感謝します。
これからもまた、お互いに背中を支え、押し合えることを願って…

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆


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腹壁ヘルニア術後検査、good news or bad news?

2011/02/28 Mon

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「僕のお気に入りのキッチンカウンターのこの場所も、もうじき解禁だ~


昼過ぎまで雪が降っていたが、今は氷雨になっている。
「ねえ、ニック、良いニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから先に聞きたい?」
「君の好きなほうでいいけど、悪いニュースのほうが先かな。
今夜安眠するためにもね。」
こんなセリフを、英米小説や映画で聞いたことがあるだろう。
あくまでも私の知る範囲で、アメリカ人はみんなこうだった。
あくまでも結果優先で、聞き手の都合優先で、物事には良いか悪いかしかない。
私にはこのドライさが真似できない。
…が、今日は無理して真似してみようと思う。


「bad news」
血液検査の結果、しろちゃんの腎臓の数値は悪化していた。
悪化であって、極悪になったわけではない。
また、手術をしたから悪くなってしまったというわけでもない。


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「僕が今回は良い子で病院に行ったから、ママがご褒美だって、買ってくれました。
お魚さんのオモチャだね。でもぼく猫だけど、青魚なんて、実はみたことないんだよ




初めて病院に連れていった時、腎臓関係の数値が悪いことを知った。
BUN(尿素窒素)41.1
クレアチニン   1.6
「腎臓病と言うほどではないが、数値は悪いです。
野良あがりには良くあることですから。」
その時点で担当だった先生はそう言った。
その先生があまりにも大雑把なので、それからが、ママの、「ネットで猫ちゃんの情報を探す旅」が始まるわけだが…。
その後は何かで通院するたびに、血液検査をした。
数値はゆっくり、良いほうへ向かっていた。
手術前検査では、
BUN(尿素窒素)30.2
クレアチニン   1.7
しろちゃん的には、バンザ~イの数値にこぎつけて、長時間の手術も安心してできることになった。
腎臓病にはクレアチニンの値のほうが重要なのだが、そしてクレアチニンは最初からほとんど変わらずなのだが、BUNのほうが下がるだけでも、良い変化には違いないのだ。


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「ん?なに?」

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「ひゃっほ~、新しいオモチャだ」


今回は、
BUN(尿素窒素)39.1
クレアチニン   1.5
BUNは上がり、クレアチニンは下がるという何とも微妙な動きだ。

食べさせていけないものは食べさせていない。
飲ませていけないものも、飲ませていない。
お水はよく飲んでいる。
尿の濃度の検査では、腎臓病の症状の多飲多尿ではない。
最善の努力もしてないが、ママは何も悪いことはしていない。
当然ながらしろちゃんも、悪いことはしていない。
原因と結果のわからないことが、ママは何よりも嫌いだ。

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「目にも見えないすばやさ…でしょ、ママ


先生
「最初からの流れで考えると、しろちゃんの体質かもしれませんねえ。
冬には往々にして腎臓機能は劣るものですから、今回の検査結果だけで判断するのはやめます。
クレアチニンが上がったわけではないってところが救いですが…。」


「元野良さんだから、そのときの食べ物のせいで、そういう体質になったわけですか?」
先生
「そうとも言えますが、それを考えても取り返しのつかないことですよね。」


「然り然り、今後は療法食ですか?」
先生
「いえ、まだ療法食にする必要はありませんし、して欲しくもないです。
しろちゃんは、遊び盛りの元気盛り、バランスの取れた栄養を摂ることが優先。
そうじゃ無くても喰いが悪い子なので、バランスの取れた食事で体質を改善することが優先なんです。
あくまでも現時点の推測ですが、あと5~7年は大丈夫だと思いますよ。」


「ひえ~あと5~7年!?
先生
「寿命が…じゃなくて(笑)、慢性腎不全などの腎臓病になるまでってことですよ。
まだ4歳、若いから。
しろちゃんの場合、数値が良くなったり悪くなったりの波を何度も繰り返してるでしょ?。
療法食を必要とする腎臓疾患がある場合、数値の変化は波の形ではありません。
階段状の変化です、ガクンガクンと悪くなってゆく。
目に見えての変化もあります。元気がなくなってきますから。」


「では、今食べてる「ロイヤルカナン、エクシジェント」で、本当にいいんですね?
インドアとかフィットとかあるじゃないですか?」(結構モンスターペアレント気味の聞き方だった(笑)
先生
「この子がそれが好きなら、それでいいんです。」


しろパパさん
「先生、猫用鰹節ふりかけは? しろちゃん、ふりかけかけないとご飯食べないからな~子供みたいに。
(…という質問が、まるで子供みたいな質問なんだよ)ママの内なる声
先生
「猫用ふりかけなら、多少はいいですよ、それがご飯の楽しみなんでしょう?
食べないことよりずっとマシです。」



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「うまい、青魚、うまいよ、ママ
遊びにノッてくれるしろちゃん、その気持ちがうれしいよ
大丈夫、ママは負けません、諦めません


これらのbad newsのほうは、しろちゃんが別室に預けられたままの状態で聞いた。
そう配慮されたわけではないだろうが、良かった。
先生の真剣な説明、ママの不安な顔、しろパパさんのちょいと不満げな様子で、しろちゃんはわかる。
言霊や言葉の響きや言葉によって起きる風で、bad newsかgood newsか、しろちゃんにはわかるから。

ほうらね、しろちゃん、
あしたのために その1 「1猫前のご飯を食べるようになること!」は、大事だったでしょう?
腎臓の病気でも、なんの病気でもないからね~心配しないで、しろちゃん。
元気な4歳の猫ちゃんだから、時々チックンしなくちゃいけないんだね。


長いので、「good news」のほうは明日になった。
ママの時間の都合でそうなったのだが、明日に「good news」のあるような日々を、常に送りたいものだという念願を込めて、明日に…。

しろちゃんは、しろパパさんが帰宅すると、超かわいい高い声を出して足元に甘える。
「どっから出てるの?、そのお声!」
いつもママに笑われる。
ミソはふりかけなんだね~(笑)、やっぱりね
先生にすかさず、ふりかけのこと、質問してたもんね、しろパパさん。
しろちゃんとの、「絆はふりかけ」…ですかあ?

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「しろパパさん~ふりかけふりかけ~しろパパさん


来てくださる皆様に、暖かい励ましと応援をいただいたことを、心より感謝しますm(__)m
今回の通院は、今までとは違った気持ちがひとつあった。
背中に、皆さんの応援の温かな手を感じられました。
今までは、何回通院しても、良い結果も悪い結果も私としろパパさん二人だけの問題だった。
ブログを書き始めて、初めての病院行きをしてみて、今回しみじみわかった。
もし悪かったらブログになんと書こう。
良かったらブログにどう書こう。
こう思うことは決して悪いプレッシャーではない。
結婚式の誓いの言葉のようだが(笑)、良きときも悪しきときも、一緒に喜んで一緒に悲しんで、暖かい言葉をくださり、力強い励ましをくださる皆さんがいるではないか!
うれしい涙と悲しい涙は正直に流そう。
心からそう思えました

ご心配を本当にありがとうございますm(__)m
お互いに、小さな知恵を出し合って、愛するものに最良の選択と最善の努力をしましょう。
私達を幸せにしてくれるものを、私達以上に幸せにするために。

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「皆さん、僕に優しい気持ちをありがとうm(__)m

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腹壁ヘルニア手術後の再検査=僕のチックン行ってきます。

2011/02/27 Sun

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今日は腹壁ヘルニア手術後、初の検査日です。
ママちゃんは、記事を書こうと思ったけど、病院の検査結果のことを思うと、する前から胸が詰まって何も書けないって言ってます。
病院には、夕方に出かけるんだそうです。
来てくださった方に、僕から、ごめんなさいm(__)m


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いつでもどこでも強気の発言しているくせに、僕に似て、ナイーブなところのあるママなんです。

自分への癒しのつもりで、ママちゃんが写真を用意してました。
皆さんも、美しい晩秋の木々に癒されてください。
写真は美しくありません。
コンデジだからーーー

調布、深大寺の隣の「神代植物公園」です。
昨年の晩秋の頃だそうです。


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「モネの絵かい、この↑3枚は?」と、ママがいつも人に自慢しています。
僕から見ても、微妙………


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ママ、猫ブログなんだから、もういい加減でやめなさい
お粗末様でした


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僕、チックン、がんばります
いつも応援ありがとうございますm(__)m


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病院への電話を邪魔する猫…こんな過程で傷は治った

2011/02/26 Sat

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「僕はもう治りましたので、病院は結構でございます


昨日も今日も暖かい日で、半月のお月様はどことなくボンヤリとしていた。
春には、大気の関係でお月様は朧月となることが多い。
春の夜の、霞の掛かった満月の朧月を眺められるのは、今年は3月の20日頃だ。
咲き初めた桜の甘い匂いとともに、しろちゃん、ママと一緒にベランダの網戸越しに眺めよう。
半月がどんどんと細くなって新月になり、新月がまたどんどんと丸くなって満月に。
…欠けたお月様は日にちが経てば必ず満ちる。
満月のお月様を見て、しろちゃん、あははっと一緒に笑おうじゃないか

しろちゃんの手術痕も、どこだったの?というくらいわからなくなった。
面白いのは、手術のために剃った部分の毛が、異常成長している。
他の部分より長い。
思春期の頃、乙女は無駄毛処理にいとまがないが、「剃ると余計に毛深くなるよ!」と母に言われたことは本当だったのか!?
毛づくろいするしろちゃんは、「なんだここ、長いねえ、参ったな~」という顔をして、ビローンと舌を長く伸ばして舐めている。

毎日傷痕を撮っていたわけではないので、飛び飛びだが、こんな風に↓↓↓、欠けた月は満ちてきた。
(以下、ベリーソフトな手術痕あり)


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12月4日 グ

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12月8日 グン

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グングン

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グングングン

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グングングングン

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グングングングングン

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グングングングングングン


2月中に再検査の予定だが、しろパパさん、ギリギリまで粘って、やっと明日連れて行ってくれることになった。
あくまでも予定であるが…。
昨夜ママは、自分からキャリーに入る猫ちゃんをどなたかのブログで見た。
そんな子ならば、ママはタクシーででも連れてゆけるのに。

病院の先生に電話する。
「あーもしもし、アベジムしろちゃんです。
去年の腹壁ヘルニアの手術では大変にお世話になりました。
云々かんぬん…云々かんぬん……
遅くなりましたが、明日伺おうかと思っています。
検査にあたり、今夜と明日の食事制限はありま

しろちゃん乱入!

「どこ電話してるのさ~ママ~。
センセー、僕もう何ともないでしょ? ほら見てください

(って、テレビ電話してないけど…)

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ノビノビ~もできるし、マルンマルンもできるし、普通に戻りました。
だから病院は行かなくて、全然平気なんです。
僕は、元気なんですよーまったくオーケーですからーーーお世話になりましたーーーじゃ


「しろちゃん、うるさい、黙りなさい。
はい、腎臓の数値ですね。血液検査のために食事制限は必要ないと…わかりました。
レントゲンでは溶けない糸は写らないので、レントゲンは撮らず触診ってことですね。
では明日病院に伺う予定です。よろしくおねが

しろちゃん乱入!

「センセーーー、ママに触診してもらいますから、触診の仕方、教えてあげてください。
僕はそのーーちょっと忙しくて、病院には、そのーーー行く暇がないんですよねーーそのうちに伺いますから。
あははっ、じゃ


「電話の邪魔して、でたらめ言って、ママの言うこと聞かない子には、お尻に太いチックンですね、はいわかりました。」(


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「どっちにしろ、病院でチックンじゃん


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プロフィール

kakobox

Author:kakobox
東京都在住。
【しろちゃん】MIX白猫男の子9歳
2007年2月14日生まれ(獣医さんが決めた誕生日)
お庭から、自分の足でやってきて、自分で自分のママを見つけたけなげな子。
野良猫→外猫→1歳半を超えてママの白い一人息子に!
腹壁ヘルニアで大手術、持病は猫ウィルス性気管支炎。
大人しく律儀で優しい、性格自慢な良い子です♪

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